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2008年12月10日 (水)

一生に二度の「走るマラソン」

東京マラソンを完走したい 【 2 】

 

 2005年11月、「40歳からのフルマラソン完走」梅方久仁子 技術評論社 2005年11月 という本を手に取ったことから、見るマラソン人生が、走るマラソン人生に替わった。

 

 その本に、7時間制限の荒川市民マラソンならば、1km10分で歩いても完走できるといった主旨のことが書いてあった。

 

 7時間制限のマラソンがこの世にある。
 歩いても完走?

 

 これは衝撃だった。
 昨今、乱発される言葉でいえば「目からうろこ」
であるが、コンタクトレンズを経験した者にとって、どうもこの言い回しは気味が悪くてしかたない。

 

 「歩いてでも完走」
 一生に一度、見るマラソンを、自分で走るマラソンにする。
 そう決めた。

 

 荒川市民マラソンに向けて、まずはウォーキングを始めて1ヶ月。
 ランニング月刊誌「ランナーズ」に東京マラソンの記事が載った。

 

 2005年12月12日、第一回開催日を正式決定
 2007年2月18日(日)
 制限時間7時間 定員3万人

 

 前身の東京国際マラソンは 2月の第 2日曜に行われていたが、2007年はその日が建国記念日と重なり、十分な警備態勢がとれないため、第 3日曜開催となった。
 そのように、メディアは報じていた。

 

 

 大会事務局の責任者、遠藤雅彦が2008年2月の著書「東京マラソン」ベースボール・マガジン社~で次のように書いている。

 

(以下要約)
 東京マラソンは二月の二週、青梅は三週の開催予定だった。東京の翌週では青梅に影響が出る。青梅が先ならば両方走ることができる。そこで話し合いの末、青梅が第一週、東京が第三週となった。
(要約おわり)

 青梅マラソンという名前は聞いたことはあったが、あおうめマラソン?かと思っていた。
 (読みは おうめ)
 マラソンというから 42.195kmを走る大会かというと、30kmレースであることもここで調べてみて知った。

 

 開催が発表されたのは、第一回までまだ14ヶ月も前である。
 十分に準備時間があった。
 これだ。
 これに出たい。
 2006年に荒川を走り、2007年、記念すべき第1回東京マラソンで 「走るマラソン」人生に有終の美を飾ろう。
 すぐさま 一生に一度の目標を、一生に二度に修正した。

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