焼そば弁当3
カップやきそば界に異変が起きている。
朝、家でつくって、お昼に会社で食べる「やきそば弁当」を研究し始めて、2年が過ぎた。
2008年3月に第2回を紹介してからの8ヶ月で、以下の品を試した。
点数は10点満点で採点
■日清 どん兵衛だし焼うどん旨みソース仕立て 8点
平打ちのどん兵衛麺は、伸びてからが美味い。ソースが十分に甘く幸せな気分になる。マヨネーズを入れると、また甘くなって美味い。やきそばのマヨネーズというと「一平ちゃん」のせいで印象が悪いが、このマヨネーズは残らずかけても大丈夫。
(2008年9月)
■エースコック ぼてぢゅう 8点
カップ麺にしては肉が大きく多い。肉に下味がついている。野菜も多い。ソースは甘め。マヨネーズはお昼の食べる直前に絡めたほうがよい。ふりかけはついていない。麺の量が多い。
(2008年5月)
■くじら軒 8点
油の味付けが美味い。チャーシューもレトルトらしさがなくてよい。2008年10月発売。ずっと定番に残してほしい。
(2008年月10記)
■日清 焼チキン 7点
あ、チキンラーメンだというわかりやすい味。揚げ玉と胡椒のふりかけは楽しい。すべてのやきそばはこれにしたらよいと思う。作る時、湯切りのお湯をカップに入れてスープにするという趣向は、弁当ではムダになる。
(2008年10月)
■エースコック 濃厚チーズまぜ麺 4点
"濃厚""チーズ"のネーミングから「チーガリソース焼きそば(マルちゃん)」の再来をかすかに期待したが、チーズらしさはさほど感じられなかった。
(2008年7月)
■明星 十八番しおやきそば 4点
99shopで104円で売られている。麺が少ない。朝食べても昼食べても味が変わらない。ふりかけ無し。200円超えで虚仮威しのやきそばに比べれば、好感が持てる。
(2008年5月)
■日清 ガテン系まぜそば 4点
時間をおいて食べるのは向かない。130gの麺はそれほど多い量ではない。
215円(ローソン売価)にしては、それほど特別な内容ではない。
(2008年5月)
■明星 まぜそば 4点
かつての「ぶぶか」の焼き直し。あとのせかやくを乗せると味が変わり楽しい。だが、油がべとべと、麺は粉っぽい。
(2008年4月)
■セブンイレブン だしがおいしいソースやきそば 3点
麺がおいしくない。ソースが心に響かない。かつおぶしに、この濃いめのソースは合わない。
(2008年10月)
さて、異変の話である。
この1ヶ月、ぱったりとカップやきそばの新製品が出なくなったのだ。
カップ麺界は大変な激戦であり、新製品が定番に残るのは至難の業。 上に紹介した9点のうち、現在もセブンイレブン、ローソン、ナチュロ、ファミマの棚に並んでいる品は1点しかない。
次から次に新製品が出ては3ヶ月以内に消えていく。
その繰返しだった。
コンビニに行くと必ず、カップやきそばの新製品をチェックする。
いつもならば、セブンイレブン、ローソン、ナチュロ、ファミマの何処かで、週に1銘柄は新製品に出会える。
ところが、この一ヶ月ぱったりと新製品が並んでいない。
どこのコンビニも置いてあるのは、がちがちの定番ばかり。
なぜだろうか?しらべるの仮説は次の2つ。
1,春から夏にかけて、原材料の値上がりのため、新規開発を見合わせた。その影響が今になって現れた。
2,冬は焼きそばが売れないシーズンである。今年に始まったことはなく、例年この時期は新製品が出ない。去年まで自分が気づいていないだけ。
この謎をこれから、春の「日本やきそば弁当学会」に間に合うように、追求したい。
ありませんから・・
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