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2008年12月 8日 (月)

スパナとエッシャーの人面鳥

 文鎮は 文具店では、ペーパーウェイトとも呼ばれている。
 文鎮を辞書でひくと「紙や書物をおさえる文房具」
 ペーパーウェイトを辞書で引くと「文鎮」 ・・・
 なので、ここでは文鎮で通す。

 2つめの文鎮はガラス板。
 クジラの文鎮から5年後、大掃除の日。
 同僚がゴミ箱の前で思案している。
 手に何を持っているのかと見やると、一枚の分厚いガラス板。

 邪魔でしかたないので捨てたいのだが、燃えないゴミ箱に捨てていいものかを悩んでいた。
 一目見て、これは文鎮に使えると踏んだ。
 透明だから、置いた上からでも文字が読める(・・とその時に思ったが、実際にそんなことはなかった)
 譲って欲しいと申し出ると、捨てるに捨てられずに困っていた。渡りに船と大変喜ばれた。

 今、量ってみたら・・
 500gの秤で針を振り切ってしまった。
 体重計で測ると1.0kg と表示された。
 確かにずっしり重い。
 平綴じの本でも閉じてしまうことがない。

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 ただし、邪魔だった
 底面積が大きいのだ。一辺15cmの正方形。
 置物としても成立していない。
 やがて、これはプリンター(スキャナー)の重しになった。

 ある日、図書館で工具の本を眺めていた。
 自動車整備専門書コーナーにあった。
 レンチ、プライヤー、スパナあらゆる工具が並んでいる。
 そうか。スパナという手があった。

 スパナは机の引き出しの上から5番め、一番手前にいつも入っている。
 だが滅多に出番はなく、最後に使ったのがいつだったのか記憶がない。
 このように、いつかの出番のために一等地を占有しているモノは少なくない。
 TOYOTA MOTOR と刻印されているので、恐らくAE86の車載工具だったのだろう。

 重さ240g
 思ったほど重くない。さすが車載工具。だが一直線の形状はまさに文鎮そのもの。
 しかしずっと机の上に置いておくのは、美観を損ねたためすぐ元の引き出しに戻った。

 4つめの文鎮は 2008年夏。
 ハウステンボスのエッシャーショップ「メタモルフォーゼ」
 ハウステンボスはM.C.エッシャーの国内版権を持っている。
 人面鳥の置物。
 一目惚れした。
 店員さんに尋ねると栓抜きだという。
 一度だけ栓を抜いてみた。確かに栓抜きであった。
 重さは100g
 机に置いたときの存在感は抜群なのだが、今度はデザインに寄りすぎていた。

 もう、クジラの文鎮から11年が過ぎている。
 曖昧な探索をやめて、本腰で探す時に来ている。

 決意を決めると、5つめの文鎮は 5分で見つかった。
 さすが、インターネット時代。

 「小さくて重い文鎮」でのヒット数は
 Yahoo! 18,000
 Google  5,010
 Googleの2番めにその品はあった。

 その名も「文鎮地蔵」である。

 12月9日につづく

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