誇りと記念品が残るボランティア
東京マラソンを完走したい 【 5 】
2006年
10月31日
参加費払込締切
11月15日
追加当選通知メールを発信
12月
公式スポンサーアシックスが東京マラソンモデルのシューズ、ウェアなどを発売。
1月
ボランティア説明会
2007年
1月、数回に分けてボランティア事前説明会。
2月16日、17日 東京ドームで選手受付(当日受付無し)
17日 東京ドームでボランティア直前説明会
EXPOでにぎわうドームのグラウンドを尻目に、スタッフは階上のコンコースに集合。
当日の割り当てが発表される。
完走者全員にメダルが配られること、そのうち女性には花束が手渡されること。
予想外の手厚いご褒美を聞き、ますますランナーが羨ましくなる。
ふと疑問がわいた。
どうやって女性と男性を見分けるのだろうか。
同じようなランナーズウェア、目深にかぶったキャップ。
女性なのに渡しそびれたり、男性に渡したり・・
「私、女なのに・・」
「おれ、男だけどいいの?」
そんなやりとりを想像していたら、それを察したかのようなリーダーの話で謎はすぐ解けた。
「女性はゼッケンナンバー(正式用語はユニフォームナンバー)の前に F がついています」
ボランティアスタッフには、ユニフォームとしてキャップ、ポンチョが支給される。
黄色いポンチョは外を着て歩けないが、グレー地に TOKYO MARATHON 2007 とネーム入りの大会記念キャップは今も愛用している。
思い出と誇り、そしてこうして証となる記念品が残る。
数あるボランティア活動の中でも、ちょっとおいしいプロジェクト。
マラソン話の花が咲く時、走るのは無理という人も、このボランティア体験を話すと、それならやってみたいと言う。
TOKYO BIG MARATHON FESTA 2007
2007年2月18日(日)第一回東京マラソン
第一回から2万5千人を走らせたマラソンは世界で初めてとなった。
10kmの部を加えると3万人。
3万人が走る市民大会は国内初。
スタート地点の天候は雨。
スタート時のロスタイムは、最後尾で19分。
スタートライン前で最終ランナーがラインをまたいだ時、手元のデジタル時計は 9:29を表示していた。この数字は主催者の読み通りといえる。
3万人ものランナーが、20分以内にスタートラインを通過できた理由は、片側3車線(中央分離帯あり)合計6車線という広い道幅にある。
道幅が3分の1程度の荒川市民マラソンでは、例年その半分の16,000人が通過するのに20分を要している。
2008年第二回大会、ニッテレの中継アナウンサーは「去年のロスタイムは30分」と言っていた。
10分早く出発する車いすランナーの号砲からカウントしたのかも知れない。
[ 東京マラソンを完走したい ]
は東京マラソン2009開催まで、毎週水曜に連載する予定です。
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