優勝ランナーより有名な2位ランナー
東京マラソンを完走したい 【 7 】
東京マラソン第一回女子の優勝者は誰でしょう?
この問いには、マラソンファンでも正解できる人は少ないだろう。
女子優勝:新谷仁美 (国籍:日本、所属:豊田自動織機)
優勝した新谷は当時18歳で、初マラソン初優勝。
2時間31分1秒は初マラソンとしては立派でも、世界選手権選考レースとしては低調なタイム。
新谷はその後も大きな活躍がなく印象が薄い。
女子2位には谷川真理がはいった。
タイムは新谷から遅れること18分の2時間49分。
谷川はエリートの招待選手ではなく、ゲストランナー。
調子はいま一つだったが、終わってみたら2位でびっくりした。こんなタイムで2位でいいのかと思った・・
とその著書で語っている。
谷川真理は元はと言えば普通のOLだった。
その経歴は いわゆる、陸上エリートではないが、独自の努力でトップアスリートの仲間入りした。
そしてまた、エリートランナーをリタイアした後は、市民ランナーに戻り、走るライフスタイルを提案し続けている。
谷川が説く "骨盤を前後に動かす" 練習方法は、素人にもとてもわかりやすい。
1962年生まれと言うことは、現在46歳。
年齢を感じさせない風貌は、多くの女性ランナーのモデルになっていることだろう。
■谷川真理の略歴
1962年
10月27日、福岡県生まれ
1991年
東京国際女子マラソンでマラソン初優勝
1994年
パリマラソン優勝 現役時代の自己ベスト2時間27分55秒
1998年
初めての著書「谷川真理のランニング・フィットネス」学研 発売
2000年
1月16日、第一回谷川真理ハーフマラソン開催
以降、毎年1月に開催。
2007年
2月、第一回東京マラソンに 一般ランナーとして参加して女子2位に入った。
この大会はアシックスがメインスポンサー。
ナイキ・ランニングの広告塔的な存在の谷川はテレビに映ることもなく、彼女が 2位に入ったことはテレビを見ていてもわからなかった。
2008年
2月、第二回東京マラソン10kmの部女子2位
8月18日「東京マラソンの走り方」コスミック出版 コースガイド、トレーニングのポイント、最低限のことがまとめてある。
2009年
1月11日、第10回谷川真理ハーフマラソン開催
東京マラソン2009への出場については、谷川真理のホームページにも記述が無く、わからなかった。
| 固定リンク | 0
「しらべるが走る!」カテゴリの記事
- 我が心の引退レース(2022.03.09)
- 長崎平和マラソン エントリー方法発表!(2020.02.12)
- 大迫傑曰く「タイムは気にする必要はない」(2020.01.21)
- マラソンの最後の1kmは、それまでの41kmとは絶対に距離が違うと思う(2020.01.20)
- 地道に走り、最下位を脱出(2020.01.18)