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2009年2月 6日 (金)

500回風呂で寝た経験者が言う

 風呂に入ると、眠くなることがある。

 高校生の頃は、よく風呂で寝ていた。
 布団で寝た時間より、風呂で寝た時間の方が長かったかも知れない。

 社会人になってからも、よく風呂で寝た。
 風呂で起きると、手の指がふやけて、しわしわになっている。
 健康のために睡眠時間を記録しているのだが、風呂の睡眠時間をどう計算するかで、いつも悩んだ。

 風呂で3時間、布団に移動して4時間寝た場合、これを7時間睡眠と言っていいのか。
 いや、風呂で寝るのはよくないことだ。それを戒めるためにも、その額面どおりに算入するのは潔しとしない。
 では、どれくらいに目減りさせるか。
 疲れのとれ具合からいけば、風呂寝時間×80%でもよい気がするが、少なめに見積もって、50%で計算した。
 風呂で3時間×50%+布団で4時間、つごう5.5時間睡眠として、日記に書き込んだ。

 そもそも、なぜ風呂で寝てしまうのか?
 ある時、読んでいた本にヒントがあった。

 人は眠りにはいる時には、体温が下がっていく。
 ぬるめのお湯に長く入っていると一度体温が上がり、その後、ゆっくりと体温が下がっていく。
 この体温の下がり方が、眠りにつく時のものと似ているため眠くなる。

 ということは、寝付きが悪い時は、この習性を逆手に取ればよい。
 まず、ぬるめのお湯にゆっくりつかる。
 しばらくすると、体温が下がり始め、眠くなってくる。
 風呂で寝てしまう前に風呂を出て、床につく。

 ただし、一歩まちがうと、そのまま風呂で寝てしまうことになる。

 昨日も風呂で寝ちゃったよ、と同僚のサトウ君に言うと、彼は必ずこう言った。
 「だめだよmotoちゃん、絶対やめた方がいいって。風呂で寝るといつか死ぬよ」
 サトウ君のおじいちゃんは、風呂で溺れて死んだらしい。
 本当ならば、これほど切実な警告はないが、正直なところ、あまり信じられなかった。

 もう500回は風呂で寝ているが、まだ死んでいない。
 何度か、湯船の中でずるっと滑り、溺れそうになったことはあるが、鼻から水が入ると、人間は起きるものだ。

 「銭湯で足を滑らせて頭を打った」
という話は、かつて父親がしていたが、未だ風呂で溺れ死んだ人の話を聞かない。
 それでも、世の中の大半の人は、風呂で寝たというと、顔を曇らせる。

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 今に、こんな新たな価値観が提案されはしないかと、わくわくしながら待っている。



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