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2009年2月11日 (水)

休憩して完走する芸人マラソン大会

東京マラソンを完走したい 【 11 】

 東京マラソン2008の2週間前である。

 2008年2月3日
 別大毎日マラソンで、マラソン初出場の足立知弥が優勝。
 夏季五輪代表の有力候補となった。
 集団から一気に抜け出した終盤の走りは、なかなか見事なもので、男子マラソンにもわずかな希望の光が灯った。

 同日、第42回青梅マラソンが降雪のために中止。
 中止は、1996年の第30回大会以来2度目。
 雪でマラソンが中止になることには、さほど驚かなかったが、ランナーに参加費が戻ってこないことには、どえらい驚いた。

 2008年2月17日 晴れ
 東京マラソン2008(第二回)開催。

 テレビ放送は、フジテレビと日テレの輪番制なので、今回は日テレの当番。
 第一回のフジテレビは、エリートランナーがゴールしたところで、お昼前に放送を終えたが、日テレは、一般ランナーの制限時間 16:10を過ぎたところまで、生中継。
 市民マラソンを7時間に渡って、全国に生中継した初めての日となった。
 「箱根駅伝」 「24時間テレビ」 と、走る番組のカンバンを持つ日テレ。この局の「走り」への意欲は、並ではない。

 さて、蓋を開けてみれば、番組づくりは、局アナと芸人のマラソン大会だった。
 ただ、走るのが誰であろうが、そのこと自体はとやかく言うことではない。

 賛同できないのは、
 救護所で長時間休憩をとって、再び走り出し、それでも完走してしまう芸人。
 マラソンなんて、こんなものです。
 視聴者の一定数がそう思ったかも知れない。

 マラソンはスポーツであり、レース中に膝を傷めるのは美談ではない。
 マッサージを受けて、リフレッシュしたら、さぁ走りましょって
 それじゃ、温泉卓球だ。

 マラソンは、挑戦は自由だが、スタートラインに立つからには、十分な準備を要求する。
 どこまで準備をすればいいのか?
 実際に無事、走り終えてみて、それは適度な準備だったか?
 次は、どの程度の目標を設定するか。
 考えて、行動に移して、また考える。
 マラソンに限らず、スポーツとはそういうもの。

 外は寒いし、仕事は忙しくて、十分な走り込みもしていませんけど、完走したから、すごいでしょ。
 というものではない。

 芸人マラソン大会にした日テレを受けて、
 第3回当番のフジテレビは、何時間放送するのか。
 どのような番組作りをするのか。
 2月10日現在、フジテレビは一切、情報を公開していない。

 録画しておいて、後日、じっくり検証したい。

つづく

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