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2009年2月 3日 (火)

慣れると楽しいTSUTAYAディスカス

 もう一度、先ほどの「走る男」DVDの画面に戻る。
 確かに「このDVDを宅配レンタルする」というバナーが出ている。

 ツタヤディスカスの担当者は「今は貸さないけど、いかにも今借りられますよと錯覚させて、客を取り込みましょう」と話したのだろうか。

 新作は「予約リスト」に入れると
 「無料お試し期間終了後、レンタルしていただけます」と表示される。
 "このDVDを宅配レンタルする"という看板に偽りはない。ただ、無料期間中はダメですよということ。

 新作はダメだというのならば、ちょっと前の作品はどうか?
 「幸福な食卓」を検索して表示させる。
 すると「予約リストに入れる」「スポットレンタル」の2つのバナーが表示される。
 スポットレンタルは「無料お試し期間」の対象外であり、料金が発生する。
 予約リストに入れるをクリックすると、予約リストに入った。
 あとは、在庫の具合をみて、発送が確定するかどうかを待つ。

 久々にスリリングなウェブサイトに出会った。
 客の心理をくすぐる高等テクニック。
 よく練られている。
 ジグソーパズルを慎重に解くような緊張感だ。

 なお、登録完了のメール、パスワード変更通知のメールには、必ず
 ◆休会・退会はコチラ (休退会をするには、ログインが必要です)
 というリンクが書いてある。
 これは良心的だ。

 登録直後の文言で
  「無料お試しキャンペーンが終了すると、自動的に有料サービスへ移行します。」
とだけ書いてあると、広い日本の中には、画面の前でフリーズしてしまう人もいるだろう。
 できれば、それに続けて
「もちろん、無料お試しキャンペーン中に、退会することができ、その場合、料金は一切かかりません」
という一行があるとよい。

 当然だが、宅配では待たされる作品でも、店頭ならばすぐ借りられる。
 TSUTAYAディスカスの画面を経由すると、
「この作品をお店でレンタル」
というバナーが出てきて、店頭在庫の検索ができるようになっている。
 最寄りのTSUTAYA店舗での、数時間前時点での在庫がわかる。
 これはとても便利だ。
 お店に行く前にネットで確認してから、出かけることができる。

 こうして久々に、TSUTAYAのお店に行くことに決めた。

 一方、TSUTAYAディスカスの方は、発送完了のメールが届いてから二日で、ポストにDVDが届いた。
 見終わったら、通勤の途中、郵便ポストに投函するだけ。
 TSUTAYAディスカスのサイトで、在庫状況を見ながら、次に借りる作品の予約順位を操作する。
 初めは、まどろっこしさを感じたが、慣れるとこれも楽しい。



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