余裕を持って完走とは、どういうことを言うのか?
東京マラソンを完走したい 【 26 】
今日は第三回東京マラソン。
今頃、コース上のどこかを走っているでしょう。
初めてのマラソンの目標は「歩いてでも、制限時間:7時間 以内に完走」
二度めのマラソンは「制限時間:5時間40分 以内に完走」
三度めのマラソンは「歩かずに完走 *制限時間:6時間」
柔道選手 YAWARAちゃんは、まず金メダルという完走があり、つづいて
「谷でも金」
「ママでも金」
と付加価値をつけていった。
僕の場合は、修飾を取り去っていく完走。
カーボローディング
テーピング
リズム感を出すための音楽
ポーチに入れたサプリメント
まだまだ、僕のマラソンには、側面支援が多い。
いつか、マラソンの道を終える時、最後のレースでは、何もない素うどんのような完走をしたい。
さて今回、東京マラソンでめざすのは「余裕をもって完走 *制限時間:7時間」
「余裕をもって」とはいうのは、目標としては曖昧である。
その具体的な答えは、タイム設定にある。
「1km毎のラップタイムの最大差を1分以内にする」
これが、今回の目標。
昨年の「かすみがうらマラソン」 1km毎のラップタイム
ベスト 6'50"06
ワースト 10'32"41
最大差は、3分43秒あった。
マラソンの本には、どれにも「理想はイーブンペース」と書いてある。
だが、素人には無理だ。
初めの1kmと終わりの1kmが、同じペースで走れるわけがない。
と、これまでは頑なに「イーブンペース」論を拒否してきた。
だが、ここにきて「楽に完走する」「余裕をもって完走する」とは、イーブンペースのことを言うのだと気づいた。
そこで、レース前半のペースを見直す。
過去のレースでは「いけるところまでいこう」と考え、前半には 1km7分のペース設定をしてきた。そして、実際のレースでは、6分台で走っていた。
これをやめて、ベストラップを 7分30秒に設定する。
初めに、貯金を作らないというプランだ。
東京マラソンは、新宿の都庁から、日比谷公園まで、なだらかに下る。
マラソン雑誌には「ここでオーバーペースにならないように注意」と書いてある。
そうは言うものの、下りをゆっくり走るというのは、難しい。
無理にブレーキをかければ、膝に疲れが溜まる。
重力に任せれば、足はどんどん前へ進んでいく。
今回の練習走行では、いつも「下り」をどう走るかを研究していた。
そして、一つの結論を得た。
本に書いてあったことではない。自分で実践して出した結論。
それが、正しいか、否か。レースで答えが出る。
息が整うまでの 3kmは 8分0秒。
そして、15kmまで 7分30秒でいく。
そこから、35kmまで 7分45秒。
そして、ゴールまでは 8分30秒。
これで、最大差は 1分。
ネットタイムは 5時間30分となる。
3年前、まだ、一歩も走っていなかった時
「東京をマラソンを完走したい」
と言って、走り出した。
人は経験しなければ、本当のことは語れない。
次は、路上からのブログで、お会いしましょう。
東京マラソンを完走したい 【 おわり 】
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