皇居RUNは終わっている
東京マラソンを完走したい 【 17 】
仲間と、皇居RUNである。
水曜日の皇居は大渋滞だと噂にきいた。
週の中日ということで、週に一度のノー残業デーに好適な曜日なのだろう。
ゆえに、水曜日を外して企画する。
2月後半から、雨の街になった東京は、冷たい雨の夜がつづいていた。
ただ、その日は朝から雨があがり、日が落ちてもなお暖かい。
日頃の行いのよさを、喜ぶ気持ちが半分。
人出が多くなければいいが、という不安な気持ちが半分。
残念ながら、悪い予感がみごとに当たった。
19時を回った皇居外周道路
推定ランナー数: 1000人
マラソンレース当日、スタートして1kmあたり並の渋滞だ。
これだけ人がいると、逆走する人も、ちらほら。
「皇居は左周り」という規則があるわけではないが、ランナーは正面から来る逆走者と、行き違うことに慣れていない。
流れに沿って走っている人は、ストレスが溜まる。
着替え場所に選んだ「稲荷湯」も、めちゃ混み。
このところ、雨がつづいていたこと。東京マラソンが間近に迫っているためか、今日は特別混んでいるのだという。
脱衣場が混むのは織り込み済みとしても、参ったのは、靴が仕舞えなかったこと。
下足箱があるのだが、一般客が靴を入れられなくなるので、ランナーの皆さんは入れないでと言われた。
仕方なく、そこらに脱ぎ散らかし。
入り口には、ほとんど見分けが付かないような、ランニング・シューズが 100足並んだ。
誰かと一緒に走るということは、難しい。
仲間といっても、都合よく、1km7分台でのんびり走る仲間だけが、周囲に集まるわけではない。
1km5分台の人、6分台の人、ペースは千差万別だ。
1周めは 5km 30分強で、なんとか着いていったが、2周めは先に行ってもらった。
他のメンバーは、2周めは 5km 25分で走ったと、後で聞いた。
ペースの違う人と集って走る企画は、単なるレクレーションであり、マラソンに向けた調整ではない。
ただでさえ、寒い夜に走り、風呂で湯冷めして家路につくなど、常軌を逸している。
レースを控えた、この時期に企画したことが、間違っていた。
数十人のランニング・チームで走りに来た人たち。
老若女性ランナー。
それらの人が、快適かつ、安心して走れる皇居に集まる気持ちはよくわかる。
だが、それ以外の人はどうか。
女性だけで走る人が、安心して走りたい!
皇居はそういう場所になった。
それ以外の人にとっては、渋滞の皇居で走るという企画が、もう終わっていると感じた。
次回は3月11日
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