本当に、3分でわかるETC
Electronic Toll Collection system
有料道路自動料金収受システム
ETCは、料金所をノンストップで通過できるので、渋滞緩和に役立つ。
ETC装置とICカードは、1対1で認証されていない。
それゆえに、ETC対応ICカードを交換した場合、なにも設定せずにすぐ使える。
ICカードはクレジット各社がセールスしている。
たいていの場合、ETC用のICカードは、発行も、年会費も無料である。
ただし、年会費無料だと思って、油断していると、後から有料化するカード業者がある。
それについては、また別の機会に。
貯まるポイントが有利なカード会社から、 ICカードを発行してもらうとよい。
ICカードが届いたその日から、ETCの機械にはなんの設定もせずに使える。
ETC装置に挿し、緑のランプが点れば、それでOK。
■ICカード
手持ちのクレジットカードのままではETCには使えない。新たにカード会社への申込みが必要。
ICカードはクレジット機能のない専用のものが一般的。なかにはクレジットカード機能と兼ねているカードもある。
ICカードは別のクルマの車載器にも挿して使うことができる。
盗難防止のために、クルマを降りる時はカードを抜いた方がよい。
ETCをつけているクルマは、料金が割引になる。
高速道路は、0-4時に乗っていると3割引。
0~4時の間、たとえ 1分でも料金所と料金所の間にいればよい。
どこかに出かける時、3:59にインターを入れば、割引の対象となる。
費用はおよそ、2万円。
・料金を払うためのICカードをセットする「通信機」:1~2万円。
・取付工賃:およそ8千円
・セットアップ費用~「道路システム高度化推進機構」へのクルマの登録費用:2,625円。
取付は配線に自信がある人ならば、自分でもできるが、セットアップは、指定された取扱店でしかできない決まりになっている。
カー用品やカード会社が「実質0円キャンペーン」と銘打っているが、小さく
「取り付け工賃は別途必要」と書いてある。
自分で配線する人でなければ、どのキャンペーンでも取り付け工賃はかかる。
工賃は、最も安いパターンで8千円程度。
■機械の構成
アンテナ、本体の2つがある。
本体にETC用のICカードを挿す。
アンテナはミラーの裏側あたりのフロントガラスか、ダッシュボード上につける。
本体は、足元など目立たないところに付ける。
本体はグローブボックスの中につければ、見た目もすっきりするし盗難防止になる。
ETCレーンには開閉バーがあるため、減速しなければならない。
減速の目安は20km/h以下とされている。
通信機を搭載していない車がまちがえて進入すると、支払いができないので、バーは開かない。
開閉バーを突き破るわけにはいかないので、後続車に迷惑がかかる。
初めてETCを通る時の緊張感は、運転免許をとって以来、最大のものである。
■開閉バーが開かないのはこんな時
・ICカードの期限が切れている。
・ICカードが利用停止になっている。
・車載器にICカードを挿していない。
・ICカードが正しく挿されていなくて、車載器に認識されていない。
東京都がかつて計画していたロードプライシングは、当初、このETCを使って集金することが検討されたが、車に有料のステッカーを貼る方式に変わり、その後計画そのものが頓挫した。
ETCについては、いつか近いうちに つづく
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