給料を 1,779万円 減らしてちょ~と言う市長
名古屋市長に就任した河村たかしを追っかけることにした。
追っかけると言っても、市庁舎からの出待ちをして、サインをねだるわけではない。
今は名古屋に行かなくとも、インターネットで追っかけることができる。
便利な世の中だ。
4月30日毎日新聞
(以下引用)
「日本減税発祥の地ナゴヤ」「日本民主主義発祥の地ナゴヤ」の二つを庁舎の壁に掛けようと就任時に持参したものの「官庁街の景観を守る申し合わせ」という半世紀前の国と県、市による3者合意を知らされ断念した。
(引用おわり)
洒落がわからないのが役人なので、しばらくは大変だ。
日本は法治国家である。
法律で決まったことは守らなければならない。
法律で決まっていないことは、守らなくても咎められない。
誰にも迷惑がかからないことも、法律が禁じていればダメ。
周りに迷惑がかかることも、規制する法律が無ければ手が出せない。
なにせ、かつて公務員の給料を減らすと言っていた人が市長になったのだから、役人の皆さんは、一日も早く問題を起こして辞めてもらいたいと思っている・・
人もいるだろう・・
(つづいて、毎日新聞から引用)
30日朝には公約のバス通勤中、市民から苦言も。メディアが密着していることもあり「迷惑です。途中でやめていい公約もあるはず」と声をかけられ、苦笑いしていた。
(引用おわり)
すばらしい市民だ。
市長がバス通勤する姿をメディアが取材する。
苦情を言うならば、市長ではなくメディアに対してだろう。
「くだらんことに時間を費やすな」と。
また、それをいちいち紙面に書くのがスゴイ。
この記事を書いた記者は、河村たかしをきわもの政治家に見立てて、記事作りしている。
なんとも勿体ない話だ。
全国の地方メディアの記者の中には、河村たかしが地元にいてくれたら、その革命に一枚かみたいと思っている人がいるはずだ。
世の中の仕組みを変えるかも知れない。
これほど、書き甲斐のある政治家は、他にはいない。
ただ、キーワード「河村たかし」でニュース検索をすると、毎日新聞は、他にもきちんと河村たかしについて、書いている。
もしかすると、身近なネタでまずは、河村たかしの露出度を上げる作戦なのかも知れない。
いいぞ、毎日新聞!
(最後に、毎日新聞から、もうひとつ引用)
6月定例議会に市長の給与を現在の年約2579万円から800万円に引き下げる関連条例を提出する。
(引用おわり)
自らの給料を1779万円引き下げようというのである。
あなたが名古屋市民だったら、この市長に向かって「バスで通勤するのはやめて」と言うだろうか。
かつて河村たかしは「国会等の移転に関する特別委員会」の委員長手当を返上したことがある。
「手当の返上は国への寄付に当たり、違法」
という、何ともすばらしい法律の壁に阻まれそうになったが、手当を不要とみなした場合、支給しなくてよいという落としどころをつけた。
だが、本人にはなんの事前通告もなしに、民主党から委員長の座を追われた。
念のために言っておくが、当時、河村たかしは民主党の衆議院議員である。
今回は一国一城の主「市長」である。民主党から辞めさせられることはない。
市長の給料が下がれば、次に来るものは、おおよそ想像がつく。果たして、名古屋の市議会議員は、どう対処するのか。今から6月の続報が待ち遠しい。
不定期でつづく
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