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2009年5月27日 (水)

ハゲ と カツラ野郎

 社会人の間で、それだけは言ってはいけないという言葉がある。

 君も言われたことがあるかも知れない。
 中学か高校の頃。
 この年代の頃は、相手の心を突き刺す手段に遠慮がない。

 「ハゲ!」

 彼らは忌み嫌う気持ちを表現するために、この言葉を投げつける。
 額が広い
 髪が少ない
 そのような場合、九分九厘、中傷の言葉に、それは選ばれる。

 頭に傷がある
 子供の頃、コタツに潜って、網目模様のハゲがある
 そのような場合は、シャレにならないので、この言葉は避けられる。

 中学、高校では、言われたほうが、本当に禿げているわけではない。
 中傷されたこと自体は気分が悪いが、その言葉ゆえに怒りが頂点に達するということはない。ハゲという言葉に実感がないのだ。

 だが、大人には許されない。

 ある時、少し表現が違うものの
 ある言葉が引き金になった、壮絶な殴り合いを見たことがある。

 それは、メーカーと販売店、そこに所属する販売員が合同で参加した慰安旅行。
 広い宴会場で、宴会が行われている。
 幹事がアサインしたコンパニオンさんと記念写真を撮る者。
 販売手法について、熱い議論を戦わせる者。
 それぞれが、心地よい酒宴を楽しんでいた時だ。

 このカツラ野郎!

 一瞬、なにが起きたかわからなかった。
 ステージの方を見やると、浴衣の男二人が組んずほぐれつで、もつれ合っている。
 これも、幹事が仕込んだ趣向なのかと思うほど、絵に描いたような殴り合い。

 そばに居た二人の上司がすぐ割って入り、大怪我に至らなかったのが幸いだった。
 若いA君と、中年にさしかかったBさん。
 A君が仕事上で気に入らないことがあり、Bさんに文句をつけたのが発端。
 初めは軽い口論だったらしいが、かっとなったA君が反則の言葉。
 それを言われては、引くに引けないというのが、男のづらさ。じゃなくてつらさ。
 パンドラの箱を開けてしまった。

 「禿げる」とは、頭髪が減り、頭皮が露出すること。
 見た目が貧しくなるため、大半の人は禿げることを希望しない。

 人をハゲと罵った中学生、高校生は、禿げを希望するだろうか。
 禁句を口走った若者も、やがては歳を取り、自らがその宿命と戦う。

 そこで、一日も早く禿げたいという方、禿げるのが待ち遠しいという方へ。
 早く禿げるための必勝法を伝授しよう。

5月29日につづく

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