デコが10をつけた!
6月6日
away アルバニア ○1-2
アルメイダの先制ゴール。
2分後に追いつかれたが、90分にブルーノ・アウベスのゴールで勝利。
勝ち点を9に伸ばした。
デコは右サイドMFで出場。
前回の試合では、いつもの「20」ではなく「16」をつけたデコ。
なんと、この試合では「10」をつけていた。
16は中途半端な番号であり、なぜ変更??と思ったが、10は悪くない。
「10」はデコが2003-04シーズン、FCポルト在籍時につけていた番号。
フットボールでは「ゲームメーカー」に与えられるユニフォームナンバーである。
「10」は単なる役割を意味する番号ではなく、衆目の一致するリーダーを意味する。
FCバルセロナであれば、2007-08まではロナウジーニョ。2008-09はメッシである。
ブラジル人でポルトガル代表に入ったデコに対しては、フィーゴを始めとして快く思っていない人がいる。
そのデコがポルトガルで初めて背負う「10」
カルロス・ケイロス監督は、ここに来て、瀕死のチームのリーダーとして、デコを指名したと言うことだろうか。
Carlos Queiroz
ポルトガル代表監督
国籍:ポルトガル
1953年3月1日
南アフリカの上にある、モザンビーク共和国生まれ
1989年
U-20ポルトガル代表を指揮して、FIFAワールドユース選手権優勝(主力選手:フィーゴ、ピント)
1991年
U-20ポルトガル代表を指揮して、FIFAワールドユース選手権連覇
1993年
ポルトガル表監督就任(1度目)
1994年
W杯出場を逃し、ポルトガル代表監督を解任された。
1996年
Jリーグ 名古屋グランパス監督
2003-04
レアル・マドリー監督
リーガ シーズン4位に終わり、1シーズンで解任された。
2004-05
マンチェスター・ユナイテッドのアシスタント・コーチに2度めの就任。
4シーズン務めた。
2008-09
ポルトガル代表監督に2度目の就任
現役プロフットボール選手の履歴は、母国モザンビークのみで終えている。
ポルトガル国籍を取得して、指導者活動に入った。
ケイロスは、かつての代表の柱フィーゴと懇意にしている。
フィーゴが快く思っておらず、プラティニUEFA会長が「ポルトガルの中心」~2008/7 談話~というデコを、ケイロスがどう処するのかが2008年7月時点の注目ポイントだった。
1年が経った今「10」をつけたという事実には、少なからずほっとしている。
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