東京スカイツリー 彼の成長を見守りたい
東京マラソンでは、雷門が遠かった。
銀座から日本橋を過ぎると、すぐそこかと思っていたのに、いつまで経ってもビル・ビル・ビル・・
いったい、なんであんなに遠かったのか。
それを車で走ってみることにした。
銀座4丁目の交差点から、カーナビで「雷門」を検索。
日本全国には、雷門がたくさんあるようで、なかなか浅草の雷門は見付からなかった。
画面の指示に従いながら、日本橋を過ぎ、右折・左折を繰り返して、松下幸之助の寄付で再建された雷門をめざす。
これが、遠かった・・
車で走っても、これだけ遠いのである。
自分の足で走れば、確かに遠かったはずだ。
来年初めて、東京マラソンを走る友達がいたら、ぜひとも教えてあげたい。
銀座から雷門の往復が勝負だ!
右左折が多いのは、6時間級ランナーには影響ないが、くせ者はアップダウン。
いくつかの橋を渡るために、小刻みな起伏が続くのである。
車で走っていて、それを思い出した。
さて、雷門に着いた。
雷門の周辺は黒山の人だかり。やたらと若者が引く人力車が目立つ。
雷門を正面にみて信号を右折すると、マラソンコースではすぐにまた急角度の右折がある。
コースに沿って、銀座へ戻ろうと思っていたら、8時から20時は右折禁止だった。
仕方なく、アサヒビールのオブジェがあるビルの方へと直進。隅田川を渡る。
ん、隅田川?
そうだ、東京スカイツリーを見に行こう。
スカイツリーの住所~東京都墨田区押上1-5~をカーナビに打ち込むと、もう目と鼻の先。
2か月前にホームページを見た時、現在の高さ 11.8m とあった。
まだちっぽけな工事現場なのだろう。
近くにコインパーキングはあるだろうか?
などと考えながら、走っていたらいきなり、ビルの間からクレーンが見えた。
嫌な予感がした。
そう。
彼は(男か?)あっという間にでかくなって、空に突き抜けていたのである・・
というのは嘘で、普通のビルようだった。
ジャスコか!
思わず、ツッコミを入れた。
近くからでは、レンズをいっぱいに引いても全容がわからない。
車で1kmほど離れて、遠景を収めた。
現場はツリーを三角柱の足場が覆うようになっていた。
完成は2011年冬。
まだ2年半もある。
610mの建物をこの目で見たことはない。
完成すれば、たくさんの人が訪れ、皆それぞれに驚愕の声を上げるのだろう。
また、ここに来て、彼の成長をカメラに収めたくなった。
定点観測するために、足下の目印を決めて、メモを取った。
それにしても、わずか2ヶ月で、そんなに大きくなるものだろうか。ほんとはやっぱり、ジャスコだったりして・・
数ヶ月後につづく・・・
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