おみゃーさん、給料下げるの、賛成かね?
【 河村たかしを追っかけるがね 第8回 】
総理大臣は強大な権限を持っているが、ナゴヤの市長だって、なかなかの権限を持っている。
河村たかしが、自らの給料を値下げした後、市議会議員の給料を下げるシナリオはこうなる。
1 市長の給料が下がる
↓
2 市議会議員の給料を下げる条例を提出する。
↓
3 議会の反対に遭う。市長の不信任案を可決される
↓
4 議会を解散する
↓
5 民意を問う、市長選、市議会議員選が行われる。
そこでは、次の1テーマに絞って戦う。
おみゃーさんら、市議会議員の給料下げるの、賛成かね?
それとも、反対かね?
↓
6 勝利
↓
7 "市議会議員の給料を下げることに賛成した" 議員が、多数の議席を獲得。
↓
8 議会で再び、市議会議員の給料を下げる条例案を出す。
↓
9 選挙結果を受け、市民の監視の目が光る。議員はこの案に反対しづらい。
↓
10 条例が議会で可決される。
もちろん、選挙は水物。5の勝利が確実なわけではない。
ただし、メディアが取り上げて、投票率が高くなれば、議員の利権に群がっている票の比率が下がる。
ナゴヤの良識が、示される可能性が高い。
2005年の郵政民営化選挙では、自民党は公募してまで、各選挙区に対立候補を立てた。
いざ「給料値下げ選挙」が行われた時は、日頃政治の勉強をしている皆さんには、こぞって立ってもらいたいものである。
市議会議員の給料値下げは、絵空事ではない。
去年までならば「欧米では、地方議員はボランティアだ」と、雲をつかむような例を挙げなければならなかった。
ところが、日本では去年の四月から、議員報酬を日当制にした地方公共団体がある。
つづく
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