タイトルが長い、静岡の新しいマラソン大会
マラソンは人びとを健康にする。
そして、マラソンは主催者に利益をもたらす。
2008年に始まった徳島県の「とくしまマラソン」山口県の「下関海響マラソン」はいずれも、たくさんの参加者を集め、地域に大きな経済効果をもたらした。
現在も、奈良県、京都府が新たなマラソンを計画中であるとメディアが伝えており、それ以外の地方公共団体も、虎視眈々と新たな「町興し財源」を狙っている。
そして、また一つ2009年に新マラソンが誕生する。
2009年11月1日
富士山静岡空港開港記念第1回しまだ大井川マラソンinリバティ
ながい・・
まるで火曜サスペンスである。
「富士山静岡空港」は、2009年6月4日に開港した、静岡県初めての空港。
「しまだ」は静岡市から南西25kmほどの位置にある島田市。マラソンコースは複数の市町にまたがっているが、スタートとゴール地点は島田市にある。
「大井川」は、静岡県を流れる一級河川。
一級河川とは、国防と経済の観点からみて、特に重要な河川。
最後の「リバティ」は、大井川の河川敷に設けられた片道22km のマラソン用コース。島田市、藤枝市、大井川町の三市町にまたがっている。
河川敷のマラソンコースといえば、荒川がある。荒川市民マラソンは、今年3月に第12回を迎えた人気大会。7時間制限マラソンの先駆けでもある。
●第1回:2009年11月1日
●制限時間:7時間
●定員:6,000人
●エントリー方法:先着順
●参加費:5,000円
コースは島田市役所を出発。
大井川沿いの「リバティ」を往復して、島田市陸上競技場にゴールする。
空港からは、ほど違いが、隣接した道路は走らない。
始点、終点は違うが、往復コースと言える。
「私が辞めれば、木を切ってくれるでしょう」
こんな奇異な辞任談話を読んだのは、2009年3月のこと。
石川嘉延 静岡県知事の辞任会見談話である。
辞任したら、木を切る??
事情を知らない者からすれば、意味不明だった。
簡単にいうと、こういうことだ。
静岡空港近隣の敷地に、航空法の制限を超える立木があった。
これを切らなければ、開港できない。
だが、立木の所有者は伐採に応じない。
県知事と所有者が話し合い「知事が辞めるなら木を切ってもいい」ということで、話がついた。
すなわち、県知事がその職と開港を引き替えにしたということだ。
さて、本題のマラソン。
既にエントリー受付が始まっている。
7月~8月には、セカンドウインドACが、この大会と連動したランニングクリニックを、札幌、福岡、沖縄で開催する。
クリニック参加者が、富士山静岡空港を利用して本大会に出場すると、1万円の交通費補助が出る。
今や、マラソンは「旅」
開港間もない新空港に降り立ち、記念すべき第1回大会を走る。
そんな「第1回マニア」が、少なからず居ることだろう。
9月11日がエントリー締切設定日。ただし、先着6,000人を超えた時点で締切となる。
東京から日帰りできる距離でもあり、前日受付が強制されなければ、定員を集めるのは難しくないだろう。
*大会ホームページには、受付とナンバーカード交付についての記述は、見あたらない。
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