なんか変化 ?
漢字の読みのテストです。
変化
読めますか?
答えは「へんか」です。
そりゃ、読めますよね。
あ、そこの方「へんばけ」じゃないですよ。
「へんげ」でもないし・・
というと「なに言うとる。へんげという読みもあるぞ」というツッコミもあるかも知れませんが、現実の生活のうえで話を先へ進めます。
YAHOO!で "変化"を検索すると、3,100万ページがヒットしました。
この中にはあなたのブログやウェブページがあるかも知れませんね。
ところで、変化とは何でしょうか?
今、心の中で説明してみてください。
他人に尋ねるのはやめましょう。禅問答か?と言われます。
YAHOO!辞書で「変化」を調べると
ある状態や性質などが他の状態や性質に変わること
という答えが出ました。
変化という言葉を使うのが好きな人たちがいます。
それは、人の上に立つエライ人。
試しにいくつかの企業ホームページを開き、CSRとして公開された社長のメッセージを開いてみてください。
そして、そのページ上で [Ctrl]+[F] 変化 と入れると、ヒットしませんか?
あなたの会社の社長さん、部長さんたちはどうでしょう。
訓辞の中で「変化」について、話しませんか?
忘年会では、エライ人がこう言います。
「予想もできないよう変化が、当たり前のように起こる一年でした」
「今年の経営不振は世の中のせいだ」
と言っているようなものです。
この言葉を聞いて「なるほど確かにそうだな」と思った社員はやばいです。
変化は責任を転嫁する材料でも、備えるものでもないからです。
「若者が携帯電話にお金を使うようになって、CDが売れなくなった」
確かに正しい分析です。
優秀な評論家になれるでしょう。
「今年の夏は暑かったら、鍋を食べる人が減った」
不振を気候のせいにしてよいのは、農家だけです。
ただ、農家はそんなことを言い訳にはしません。
夏が暑いのも、台風が来て作物をなぎ倒すのも、それを含めて、農業だからです。
どんな正確な事後分析も、貧粗です。
「変化の時代です。的確で迅速な対応が求められています」
そんなことを言われると「それじゃぁ、変化のない時代は、ぼーっとしていていいんかい?」とツッコミたくなります。
下にいる時に、思考停止していた時代が長い人に限って、上に立った途端「変化」を連呼するのです。
変化への対応が鈍かったことを、身をもって知っているから、感情が入るわけです。
日々、工夫を楽しんで生きている人は、変化という言葉を使いません。
変化は日常そのものだからです。
「変化」「厳しい」
エライ人に、この2つの言葉を禁止したら「そうですね」「応援よろしくお願いします」を禁止されたプロ野球選手のように、しどろもどろになることでしょう。
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