« 着ることのない新ユニフォーム | トップページ | プロレスの怖い話 »

2009年6月15日 (月)

豊田町のホタルまつり

 山口県の豊田町はホタルで有名な町である。
 かつての山口県豊浦郡豊田町。
 2005年に平成の大合併で下関市に編入されたので、今は下関市豊田町である。

 豊田町の北には豊田湖があり、そこから二級河川の木屋川~こやがわ~が、豊田町を通って、小月で瀬戸内海に注ぐ。
 その木屋川の河原に蛍が飛ぶ。

 1970年代、木屋川にかかる月照橋の近くではアンモナイトの化石が採れた。
 別に考古学者が掘削して、見つけるのではなく、小学生が 学校帰りにセミ取りに行く感覚で採れた。
 あまりに、ふつうに採れるので貴重な物だとは思わず、しばらくはせんべいのカンカンに入れておいたが、引越の時に捨てた。

 毎年6月には「ホタルまつり」が行われる。
 今は「豊田の蛍祭り」という名前になっている。
 2009年は 6月6日と13日、二週に渡って行われた。
 今回が42回めなので、第1回は1968年ということになる。

 ホタル祭りが近づくと、西市小学校では、高学年を中心にして「ホタル少年団」が結成された。
 入ったことがないので詳細は知らないが、河原の清掃など をしているようだった。今でいうならばボーイスカウトというところか。

 ホタル祭りは夜なので、この日だけは年に一度だけ、夜遅くまで外出が許された。
 会場は、スーパーマルイチの隣の広場に設えた特設ステージ。
 ホタルがステージに飛んできて、挨拶でもすればいいのだが、そうもいかない。

 名前も聞いたことがないような歌手が歌い、選挙の時にポスターで見たことがある衆議院議員が挨拶をした。
 子どもの頃から政治に興味があったというわけではないが、名前を知っている有名人を生で見ることは嬉しかった。

 このところ、週末になると、民主党の鳩山代表が、あちこちの駅で手を振っているが、とても国の将来を考えているとは思えない男子高校生が「お、はとやま!はとやま!」と舞い上がっているのを見ると、昔の自分を見るようで恥ずかしい。

 「ホタル祭り」は、特にビンゴ大会があるわけでもなく、子どもにとって、さほど楽しめる内容とは言えなかったが、宵闇のなか、屋台でラムネを買うだけで、十分にわくわくした。

 ステージが終わり、家路につくと街灯もない田舎道を一人で歩く。
 ある時、すぐ後ろをひたひたとおじさんが着いてきて、誘拐されると思い、泣きじゃくりながら帰宅したら、隣のおじさんだった。

 ネットで情報を探すと、今は「ホタル舟」なるものが出ているようだ。
 観光資源として、5年前に「豊田ホタルの里ミュージアム」もできている。

 そのすぐそばに、道の駅もできている。
 「蛍街道西之市」は施設内に、露天風呂「蛍の湯」がある。
下関市豊田町中村876-4

 今は遠い豊田町で、今年、西市の子どもはどんな「蛍まつり」を過ごしたのだろうか。 西市の子どもたちに聞いてみたいものである。

豊田町の歴史

1954年
豊浦郡殿居村、豊田中村、西市町、豊田下村の4町村が合併して豊田町ができる。

1957年
木屋川の源氏蛍生息地が国の天然記念物に指定される。

2003年
下関市、豊浦郡4町(豊浦町、菊川町、豊北町、豊田町)の1市4町で合併協議会が設置され協議が始まる。

2004年
4月25日出版の「蛍を見に行く蛍の名所ベスト28」宮嶋康彦 文藝春秋 に掲載される。
6月5日、世界でも最大規模のホタルの博物館「豊田ホタルの里ミュージアム」がオープン。
7月11日、合併の是非を問う住民投票実施。賛成2793 反対1758 投票率81.3%

2005年
2月13日、下関市・山口県豊浦郡四町が合併し下関市となった。



|

« 着ることのない新ユニフォーム | トップページ | プロレスの怖い話 »

旅行・地域」カテゴリの記事