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2009年7月10日 (金)

谷中を散歩

 谷中は日本人よりも、世界の日本ファンに有名な下町。

 雷門の浅草、寅さんの柴又は知っていても、谷中を知らない人は多い。

 かくいう自分も、ついこの間まで、知らなかった。

 どこか、散歩に行こうと思い、図書館で読んだ本でみつけた。

 「たになか かぁ・・ 今度、いってみよ」

 後日、友達から 「motoさん、やなかですよ」 と注意された。

 危うく、全国の読者に向かって 【 たになか 】 と書くところだった。

 谷中はJR山手線の駅「日暮里」が最寄り駅。

 新宿方面から来たならば、西日暮里でもよい。

 谷中は、日暮里駅の南西に広がる一帯。

 日暮里駅の南口を出ると、ちょっと注意が必要だ。

 改札を出てすぐ左側にある地図で、現在地と谷中一帯の位置関係を把握してから、歩き出す。

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喫茶店「あずま家」は、黒糖をつかった あんみつが美味しい。

左が「アイスクリームあんみつ」 右が「白玉あんみつ」

ちょうど、予約してきた団体客が、そろって「アイスクリームあんみつ」を食べていた。

丼物や、オムライスなどの食事もできる。運ばれていく、細めのオムライスが、いかにも昭和の風情で美味しそうだった。

あずま家を出ると、次は、夕焼けだんだん方面へ進む。

特に「夕焼けだんだん」方面はこちら!といった、標識は出ていない。

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しばらく行くと、視界から急に道が消えている。

そこには、急な高低差をつなぐ、階段があった。

一見、なんの変哲もない階段。

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ところが、だんだんを降りて、見上げてみると・・・

やっぱり、なんの変哲もなかった。

なにか、あるに違いないと、もう一度、登ってから、やり直す。

階段は36段。 特に段数にも、こだわりはなさそうだ。

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その先は、谷中ぎんざの商店街

右手に、メンチカツが有名な「すずき」がある。

ちょうど、誰も並んでいない。

メンチカツだけがガラスケースの中になかった。一瞬、売り切れか?と戦慄が走ったが、揚げたてが奥にあった。

まさに、ハンバーグをそのままカツにしたようなもの。立ち食いも悪くないけれど、やはり、ごはんのおかずで食べたい。きっと、カレーに乗せたら美味しいだろう。

メンチカツを半分くらいかじったら、ボランティア観光案内だという方が、いつのまにかヨコにたっていた。

「いつもは、20人くらい、並んでるのよ~。ラッキーねぇ」

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江戸千代紙の いせ辰

千代紙、扇子、ハンカチなどが並ぶ。

風呂敷(小) 50cm×50cm 525円を買い求めて、風呂敷デビューしてみることにした。

風呂敷は風呂の脱衣場に敷き、脱衣をくるんで持ち帰るのに使ったから、風呂敷と名が付いた。今時、風呂には敷かないが、エコバッグ代わりに、スーパーで使ってみたくなった。

後日、さっそくスーパーで使ってみたが、買い物には、少し小さかった。

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