ポルトガルが出ないW杯なんて・・・
2009年6月6日、ポルトガルは、アルバニアを破り勝ち点を9としたが、同じ日、グループ首位のデンマークは勝ち点を16に伸ばした。
これで、ポルトガルの1位通過は絶望的となった。
欧州予選は、9組の1位 9チームが、まず出場権を獲得。
つづいて、全9組の2位のうち、勝ち点が多い上位8チームがプレーオフに進む。
2位に入らなければ、W杯出場はノーチャンスだ。
2位は13点のハンガリー。
ポルトガルは、2位のハンガリーと消化試合数が並び、勝ち点差は「4」の3位。
予選は2009年9月に再開される。ポルトガルは残り4試合。
9月5日
away デンマーク
9月9日
away ハンガリー
10月10日
HOME ハンガリー
10月14日
HOME マルタ
残り4試合というのに、首位のチームとのawayを1試合、2位のチームとの直接対決が2試合と、厳しいカードばかりが残った。
デンマークには、ホームで負けている。
当面の敵ハンガリーと2試合残しているということは、考えようによっては、直接たたける幸運が残っているとも言える。
いずれにせよ、徳俵から半分足が出て、朝青龍にのど輪で押されているような状況には違いない。
もしも、ポルトガルが W杯に出場できないということになれば、2010年の南アフリカでは、全盛期を迎えたクリスチアーノ・ロナウドを見ることはできない。
デコにとって、2010年は33歳。
これが、最後のW杯になる可能性もある。
デコのW杯が 2006年ドイツのたった一度きりなんて、あってはならないことだ。
FIFAランキング30位台の国が、楽々予選を通過する中、10位前後の国が出られないとなれば、大会の興味は薄れる。
そうなればW杯は、サッカーが強い国の大会ではなく、6大陸対抗 親善試合だ。
残り4試合、なにか新しい試みが必要だ。
チェルシーを追われたスコラーリが戻ってきてくれれば・・
と思っていたが、ウズベキスタンのクラブチーム「FCブニョドコル」の監督に就任してしまった。
遠いアジアにいるデコファンは、ただ、サッカーの神様に祈るしかないのである。
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