早朝の東京インターチェンジ
【 初日 】 天候:晴れ
ブラックコーヒーを1杯のんで
さぁ、出発。
初日の予定は名古屋を10時頃通過。
夕方、香川県でさぬきうどんを食べて、19時に高知のホテル入り。
ひろめ市場で高知の美味いものに舌鼓を打つ。
日本は西に行くほど日が長い。
ということは、東にいくほど朝が早い。
かすかに暗さが残る 4:30の東京を出発。
環状8号線の交通情報には
「御殿場-沼津15km渋滞」
こんな時間だというのに、もう渋滞が始まっているのか。
それも東京近辺ではなく静岡だ。
東京インターに乗ったのが 4:55
いよいよ「高速の旅」が始まった。
料金ゲートは、およそ半数がETC対応ゲート。
大半のクルマがETCゲートを通っていく。
この時は、この光景に違和感を感じなかったが、道路が西に進むにつれて、これが特別なことだとわかっていく。
「神奈川県に入りました」
カーナビのコンピューター合成音がアナウンスする。
こどもの頃、父が運転するクルマに乗って家族旅行をした。
スバル360に4人が乗る。
ヒーターはあったが、エアコンはない。
音楽はラジオと8トラックのカーステレオ。
父は本田路津子の歌を好んでかけていた。
「あ、佐賀県に入った!」
県境を越える度に、幼い姉と僕は喚声をあげた。
地続きの国境がない日本では、県境をまたぐことは、よその国に行くように特別なものだ。
カメラの準備はできていたが、県境は前触れもなくやってくる。
県境を越える度に写真を撮ろうと思っていたが、早くも1つめの県境で挫折。
この旅のこだわりが一つ減った。
東京ICから14km
すべての通過県でPAに寄る。第一弾は神奈川県の港北PA
自販機でショート缶のコーヒーを買う。
MR-Sはカーナビの前がドリンクホルダーのため、トール缶を立てると画面が見えない。
駐車場は、朝の5時だというのに、ほぼ満車。
クルマの中で寝ている人もいる。
早朝割り引きの時間までに高速に入るために、早起きしてきたのだろうか。
一旦、東京都に戻った後、再び「神奈川県に入りました」
31km 海老名SAをパス
夜は明けたが、空が曇ってきた。
72km 鮎沢PA
ここは規模が小さい。
富士山を東側から撮影できるPAだが、富士山は霧の中にありパス。
何の前触れもなく、東京ICから1時間15分で静岡県入り。
「ここ静岡は、わさび発祥の地です」
カーナビから流れてくる Music Stylist リリー&トギーのDJ。
ご当地トークが、この旅の一つの楽しみだった。
カーナビの位置を判断して、その県にまつわるエピソードを紹介する。
東京は奥多摩の生き物
神奈川は、かつて鎌倉に首都があったこと
そして、静岡は名産ときた。
静岡に入ると、渋滞が始まった。
緊張がゆるみ、早くもあくびが出始める。
渋滞の車の間をバイクがすり抜けていく。
タンデムに乗ったヘルメットから金髪がなびいている。
ちょっと前までは、見られなかった光景だ。
2005年4月、高速道路でのバイクの二人乗りが解禁された。
年齢20歳以上、免許取得後3年経過が条件。
「高速の二人乗り」は事故が多かったため、1965年に禁止されていた。
高速道路では125ccを越える自動二輪について、二人乗りの解禁が2004年11月改正道交法に盛り込まれ、2005年4月施行。
軽二輪、原付は、依然として高速に乗ることができない。
路肩を走っていくライダーもいたが、1kmほど先でパトカーの後部座席に座り、何やら書いていた。
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