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2009年9月30日 (水)

東京ドームにない、神宮の野球

 神宮球場の楽しみは豚串カツ 250円 具が食べやすく、一口サイズに切ってある。

 

 球場に着くと、夏は串カツ。
 少し肌寒い秋の日はおでんを買う。
 飲み物は自販機で 250円のペットボトル。
 席にドリンクホルダーがないので、フタが締まるペットボトルが便利。

 

 バックスクリーン裏側の売店は縁日に似て楽しい。
 席に売りに来るのはアルコール類ばかり。
 以前のようにポップコーンやアイスは来ない。
 春秋の寒い日には、ホットコーヒーを売りに来てくれたらと思う。

 

 客席の傾斜が急なので、前に座高の高い人が座っても見やすい。
 屋外球場だが、上空に風がある日も客席にはあまり風が吹き付けない。
 センターからホーム方向に強い逆風が吹いていても、ネット裏の席では風を感じない。バックスクリーン上の旗がそよぐのを見て、初めて風だとわかる。

 

 座席の下には荷物が置ける。
 バッグやリュックが入る大きさのビニル袋を持参して、しまって座席下に置くとよい。
 イニングの間に係員がゴミ収集に回っているが、それほど行き届いていない。
 コンビニ袋を1枚もってきて、ゴミ袋にすると良い。

 

 2001年に来た頃は女子トイレがとても少なかったが、2009年時点では解消されていた。

 

 B指定席ではネット裏2階席がよい。
 ホームベースの後ろから見るオールドスタイルの野球が楽しめる。
 しかも屋根がある部分なので、雨が降ってきても傘をさしたりカッパを着込まなくて済む。
 試合終了時に雨がやんでいれば、好天の試合と変わらない。
 ここは内野席よりも傾斜が急なので、大柄な男が前に座っても、毛髪を評論しながら試合が終わることがない。

 

 ネットのスワローズチケットで、ブロック指定ができるので、B指定席に進み、座席表を見てネット裏ホームベース真後ろあたりを指定する。

 

 2001年に行った時は、ナゴヤドームのようなおしつけがましい演出はなく好感が持てた。
 ただし、スワローズの選手が打席に立つ時だけは、音楽がうるさかった。
 改装後の2008年に行った時は、スワローズ応援の演出が、派手でうるさくなっており、どこにでもある球場になった。

 

 レフトスタンドの巨人ファンは試合の間じゅう立って応援している。
 ロックコンサートか・・・
 ある時、レフトスタンドに陣取ってしまい、その試合はずっとスコアボードのリプレーで見ることになった。
 それ以来、外野スタンドには足を踏み入れないことにした。

 

 スワローズファンのマナーは大変よくて、ビジターチームのファンは安心して見に行くことができる。
 サッカーのように、試合後はサポーターの導線を分けるという必要もない。
 となりにスワローズファンらしくおじさんが座った時だけは、喜びを控えめにする。
 それがビジターファンのマナーというものだ。
 一塁側内野席でオレンジのタオルを振る人には、日本人の粋がない。

 

 ビニル傘を使った東京音頭の応援は、ヤクルトが得点した時と7回裏の攻撃前。
 「すぐ、よそのファンの真似をする」と悪評が高いチームのファンも、このビニル傘だけは手を出さない。
 それほど、独特な応援であるということだ。
 だが、単に傘を持って歩くのがうざったいのかも知れない。
 傘はコンビニで売っている実用サイズではなく、応援用にあつらえた一回り小さいもの。

 

 2009年シーズンは、危険防止のために、スタンドにボール(硬球)を投げ入れることを自粛した。
 選手が投げ入れたボールが頭に当たる?
 そんな、ぼーっとしている人がいたということではなく、そのボールを取り合ってけが人が出たり、喧嘩が起きたりしたのだろう。

 

 東京ドームの試合は、時々、非現実の世界を見ているような錯覚に陥る。
 神宮には現実の野球がある。

 

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