おいでませ、山口へ
広島に入ると雨は完全にあがった。
福山SA 尾道ラーメンには寄らず、そこから35km先 奥屋PAへ。
PAに降りても傘が要らなくなった。
ここまで東京を出てきてから1095km
しらべておいた「手にぎり天 350円」を買う。
「熱いですから、気をつけてくださいね」
そう言われて、天ぷらを受け取る。
あつっ!
って棒かよ
てっきり、天ぷら本体が熱いのかと思った。
至ってふつーの天ぷら。人に勧めたくはならなかった。
広島と言えばの「もみじ饅頭」をお土産に追加。
一つは父への手土産だが、結局は父の口に入ることなく、ナースセンターの皆さんのおやつになった。
16:15
奥屋PAを出る頃、再び雨。
辺りは暗くなり始めた。
宮島を見下ろす眺望を撮影・・の予定だった宮島SAはパス。
ここには、復路で泊まることになる。
16:50
山口県に入る。
山陽自動車道は、インテルサットからの電波を受信するパラボラアンテナ(山口衛星通信所 山口県山口市仁保中郷123)のそばを通らない。
下松(くだまつ)SAに寄る。
小学校の頃、山口に住んでいたので「くだまつ」と読めるが、初めてこの地名をみてそう読める人は少ないだろう。
洗面所の水受けがガラス製でステキだ。
遊歩道がガイドブックに載っていたが、今イチだった。
お土産売り場には「豆外郎」があった。
山口といえば「外郎」
山口市の御堀堂は外郎の老舗。
外郎といえば名古屋と思っている人がいるが、山口のそれとはまったくの別もの。
山口の外郎を外郎と思って育った。
お中元でもらった時くらいしか口に入らないが、それは楽しみなお菓子だった。
名古屋に引っ越した時、スーパーのレジ前に売っている外郎を見て嬉しかった。
さっそく包丁を入れて口に入れた時、心に違和感と落胆が広がった。
外郎に小豆を入れたのが豆子郎(とうしろう)
山口市の(株)豆子郎が販売している ~写真~
山口以外では、神奈川県のあざみの駅そばに1軒だけ支店がある。
豆子郎は高速のSAでは販売しておらず、高速で買えるのは本多屋の「豆外郎」
山口JCTで右からくる自動車道と合流。
美東SAでは秋吉台を撮影する予定だったが、もう日は暮れ始めていて、いい写真は撮れそうにない。
秋吉台は鍾乳洞「秋芳洞」の上に広がるカルスト台地。
秋芳洞は山口県に旅するならば、必ず寄らなければならない。
いや、日本中の人に一度訪れて欲しい、そんな場所だ。
読みは「しゅうほうどう」
現在は「あきよしどう」
と読まれることが多いが、その経緯はネット上に紹介されている(笑)
「おいでませ山口へ」というのは、山口県の観光協会定番のキャッチコピーだが、県の西側で育った僕らは「おいでませ」と言ったことがない。恐らく、山口市から東側、広島県寄りの方言なのだろう。
18:30
予定外の王子PAに寄り、関門橋を撮影する準備。
今回の旅日記を読んでくださる方の中に、
「ひとり旅なのに、どうやって走りながら写真を撮っているの?」
と疑問に思った方はいるだろうか。
この撮影方法は、東京にいる時に練習しておいたものである。
夕暮れ迫るPAでは、給油を待つクルマの列ができていた。
*次回は9月22日掲載
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