ポルトガルを救ったリエジソン
9月5日
パルケン・スタジアム, コペンハーゲン
首位のデンマークに対して1-1の引き分け
それも終了間際の86分、初招集のリエジソンの同点ゴールで辛くも持ち込んだもの。
前試合6月6日のアルバニア戦も、決勝ゴールは90分だった。
まさに首の皮一枚の戦いがつづく。
デコはセカンドの白いユニフォームに、この試合も「10」をつけた。
コンディションはかなりいい状態のようだ。
11分には、デコが一気に前線へボールを送り、ロナウドがシュートする。いきなり、ひと味違うデコを見せつけた。
40分には、デンマークの背番号4番がペナルティエリア内で、シュートを手で止めたがお咎めなし。
嫌なムードが漂ったその2分後に、ベントナーに先制ゴールを許す。
後半から代表初出場で登場したリエジソンが、終戦かと思われた終盤に、CKを頭で合わせて、ゴール右隅に決めた。
審判に負けるのは、いかにもポルトガルらしい・・
そう誰もが諦めかけた時、リエジソンがポルトガルを救った。
デンマーク17
ハンガリー13
スウェーデン12
ポルトガル10
終戦を免れたとは言え上位を窺うどころか、スウェーデンに抜かれて4位に転落。
グループ1位のデンマークを相手に、差を詰められなかったことで、グループ自動通過となる1位は事実上消滅。
2位チーム8カ国によるプレーオフ狙いとなる。
ただグループ2位になれば、必ずプレーオフに進めるというわけではない。
欧州予選は9組あり、2位チーム9カ国のうち成績上位の8チームがプレーオフに進む。勝ち点が最も低い組の2位はプレーオフに進めない。
プレーオフグループ2位の勝ち点状況を見ると、オランダが全勝一人勝ちで勝ち抜けた9組の2位スコットランドが勝ち点10。これが最下位。
次いでポルトガルがいる1組の2位ハンガリーの13点。
何重もの茨の道が待つ。
9月9日 上位4国の対戦カード
■マルタ - スウェーデン
■アルバニア - デンマーク
■ハンガリー - ポルトガル
*左側がホーム
スウェーデン、デンマーク、ポルトガルが勝った場合の順位
1 デンマーク20
2 スウェーデン15
3 ハンガリー13
3 ポルトガル13
引き分けならば、そこで事実上の終戦。
勝ったとしても、まだ厳しい。
上を行くデンマーク、スウェーデンとのカードはもう残っていない。
マルタがホームでスウェーデンを相手に引き分けてくれればいいのだが、ポルトガルはマルタのホームでは 4-0 で勝っており、相対的に考えると望むべくもない。
とにかくもう、学校や家には帰りたくない じゃなくて・・
残り3戦は全勝するしかなくなった。
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