陽水と学生運動
「そろそろ、井上陽水を見ておかなければならない」と書いてもう3年が過ぎた。
ファンクラブやファンのコミュニティに入っていないので、ライブの情報が入ってこない。最近、全国をくまなく回るツアーをしたらしいが、それも見逃した。まさか、それが心密かに決めたラストツアーだったなんてことがないよう願いたい。
1948年8月30日生まれの陽水は、61歳になった。
日本人の平均余命にはまだゆとりがあるが、何が起こるかはわからない。
ある日、突然「もう十分に歌った」と言って、ライブを止めてしまうかも知れない。急がなければならない。
8月末に NHK「LIFE 井上陽水 40年を語る」が、4夜連続で放送された。
映像を見ていると2000年頃までは、いかした髪型に濃いサングラスがばっちり決まった陽水。2006年頃からは、前髪が寂しくなり、サングラスも薄くなり、枯れつつも強い陽水。
それにしても堂々としている。世の中の寂しくなった髪を気にしている男性に勇気を与える、彼の姿だ。
第1回放送では、アンドレカンドレを名乗っていた時の気分、そして、井上陽水と名乗って「傘がない」を書いた気分を語る。
そこに出てきたキーワードが「学生運動」
では、皆さん1969年前後に盛んだった「学生運動」について、簡単に説明してください。
と言われて、説明できる人は村上龍よりも上の世代だろう。
「学生運動」とはなんだったのか? 学生たちは、いったい何に反対していたのか。
安保反対ということは、日本がどのような国防をするべきだと叫んでいたのか。新たにしらべるテーマができた。
You Tube で陽水の曲を検索すると、歌詞に合わせた映像を重ねた動画がヒットする。
「冷たい部屋の世界地図」「能古の島の片思い」「帰郷(危篤電報を受け取って)」
センチメンタルに収録された曲は、もの悲しく、人びとを立ち止まらせる。
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