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2009年9月11日 (金)

お目当ての酒盗 予定外の飯盗

いよいよ、塩たたき

Tataki ネットで検索した「塩タタキ」の写真と同じだった。

一晩寝ると羞恥心が復活していたので、大阪の子どもたちに見られるのは恥ずかしかったが、写真も撮った。
「あれ、ブログにのせるんやで」
と彼らは内心つっこんでいたかも知れない。口に出さなかったのは武士の情けだ。いや大阪だから商人の情けだ。

一つ口に運ぶと、そこで明らかに違った。
それまで食べたことがあったカツオのたたきがどうだということではなく、今あそこにあった釜で鰹を焼きあげたという風味が広がった。それはヤマダかつてないものだ。(ヤマダはいらない)

僕が一皿を大切に食べていると、
となりの大阪軍団には、追加の焼きそばと餃子が運ばれてきた。
「わぁ羽根や、あんたこのばりばり、先たべり」
どないやって羽根つくるんかなぁ
餃子の羽根ならば、蒲田餃子オフで研究していたので、ちと詳しい。

誰も答えないならば、片栗粉ですと横入りしそうになったが、もう一人のおばちゃんが
「かたくりやで」と2秒置いて言い、
「しっとるがな」と元のおばちゃんが返した。

僕の前には塩タタキ一皿。
我ながらシュールだ。自分が可笑しい。

ときどき、手帳を開けて何か書いているが、後で見ると味のことは何も書いてない。
一切れつずつ、大切に食べていると、
「お水あげよか?」
店のおばちゃんが声をかけてくれた。
一見の客にこれだけ優しいなんて・・
僕は一気に高知のファンになった。

さて、最後の課題は福辰の「酒盗」
これを昔世話になった食堂の大将や喫茶店のマスターに買おうと決めてきた。
Google mapをプリントして作った地図を頼りに、店を探す。
ガイドブックが間違っていたようで、道路二本場所が違い、道行く高知の人に二度尋ねてたどりついた。

Fukutatsu 福辰は塩からなどの海産物を扱う店。
奥の棚に「酒盗」はあった。
酒盗の隣りには「飯盗」
手土産で人に渡すと自分の口に入らない。
自分用に「飯盗」を買うことにする。
お店のおばお姉さんが「酒盗」と「飯盗」の違いを親切に教えてくれた。


(売り場の棚を)写真撮らせてもらっていいですか?
と言いたかったが、なんだか、あなたを撮らせてくださいと間違われそうで、言い出せなかった。

はりまや橋はすぐそばだったが、そこを見なくてもこの旅の価値がなにも落ちるものではない。
わずか3時間の観光で、少し名残惜しい思いを引きずりながら、雨の高知を後にすることにした。
ガソリンスタンドの兄ちゃんが
「今日はよさこいの初日だから、レンタカーが多いです」
と言っていた。

Kochi1214 高知県のSAをクリアするために、高速に乗ってすぐの南国SAに入る。
今日の目的地佐世保までの距離は677km、推定到着時間は21:53と表示された。カーナビの推奨ルートは、しまなみ海道ではなく、瀬戸大橋を通るルート。第2候補には愛媛からフェリーで大分に渡るルートを提案している。計画中、一度はそれも考えたが、コストが高くなるのと、欠航のリスクを考えてやめた。




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