さぬきうどんも渋滞
淡路SAに寄り、明石海峡大橋を撮影するはずだったが、もう後ろを振り返る気にさえなれない。
ホテルに伝えておいた到着予定時間の20時を回ったので、そこからホテルに電話を入れる。
東京から走ってきたんですが、まだ淡路島に入ったところでして・・
フロントの女性が苦笑いしているのが、電話越しにわかる。
「23時を過ぎたら玄関は閉まってしまうのですが、インタホンを押して呼び出してください。お気をつけて」
淡路島にはいるとあたりが突然暗くなった。
「街灯がない・・」
その時は地方の高速道路なので、街灯がないのだと独りごちていた。
だが、その後、高速道路にはどこにも街灯がないことに気づく。
要はあたりに建物がなく暗かったのである。
あたりが暗いうえに、前後、対向車線にクルマがいないと、そこは漆黒の闇となる。
ヘッドライトだけが唯一の光だ。
クルマはほとんど走っていない。
油断しているとすぐ視界からクルマがいなくなる。
初めて走る道は、どの程度のカーブがあるのかわからない。
先導する前のクルマに離されぬよう必死にアクセルを踏む。
四国に入るにはあと一つ、鳴門海峡を渡らなければならない。
それにしても、漆黒の淡路島は広い。
ちなみに淡路島は全島が兵庫県である。
淡路島南SAで鳴門大橋を撮影する予定は、もちろんパス。
明石海峡大橋ですっかり橋に怯えていたので、つづく鳴門大橋も長くて怖かった。
景色をよくするために欄干を低くするのはやめてもらいたい。
20:25
生まれて初めての徳島県
ここからは高松自動車道
もしも、さぬきうどん屋の営業が21時までだったらやばい。
気持ちがはやる。すると、
片側一車線・・
車間距離が開くとアップライトにしなければ、前を追えない。
だが、対向車が来るたびにライトを下げなければならない。
うどん
ライト
アクセル
忙しい・・
徳島県唯一の鳴門西PAは、頭の中、うどん一色で走っていたら見逃した。
これで「全県でSAに寄る」こだわりも終了。
香川県
20:56 津田の松原SA に到着
名残惜しみながら、功労者の「冷えピタ」を剥がす。まだ美意識がわずかに残っていた。
とりあえず、財布だけ握ってうどん屋をめざす。
あなぶき家のセルフさぬきうどん
どうやら、間に合ったようだ。
高速同様、うどんも渋滞していた。
もうさっきから10分間。列がまったく進まない。
うどんを取りに行ったのか?それとも今うどんを打っているのか?
それは、麺ゆで待ちだった。
うどん普通290
きつね60
メンチ100
ごぼうかきあげ130
しめて580円
写真を押さえると、それはもう、がんがん食べた。
周りなんか気にならない。
かっこつけてなんかいられない。
お店の人に尋ねると、営業は22時まで。
といっても、うどんを食べ始めた21:20には列は打ち切られていた。
愛媛県に入る。今回は行き帰りに通過するだけ。
川之江JCTで高知自動車道へ分岐。
川之江東JCTで、高知と徳島に分岐。
そのあたりから、ぱらぱらと降り始めた雨は、やがてざーざー降りに変わった。
フロントガラスに施したコーティングは、この時だけ効果を発揮。
ワイパー要らずだったが、それがどーしたである。
コーティングなんかせずに、ワイパーを使えばよいのだ。
知人の口車に乗って、また一つ賢くなった。
さらに進むと雨に加えて霧。
確かフォグランプがついていたはず。
スイッチの場所を探して、初フォグランプ。
「どんだけ~」
思わず言ってしまうほど、トンネルばかりの高知自動車道。
実際の比率は知らないが、体感トンネル率80%
ただ、雨の見知らぬ夜道では、トンネル内のほうが明るくて走りやすかった。
高知ICを降りる頃、雨は小降りになった。
ひろめ市場のラストオーダーはとうに過ぎている。
23:30
「目的地周辺です」
カーナビの案内に左右をきょろきょろすると、予想とは反対側に高知ターミナルホテルが見えた。
西から東へ走っていたつもりが、逆だった。
事前に予約しておいた通り、立体駐車場を確保しておいてくれた。
これで安心して眠れる。
自販機でビール、水を買い、風呂上がりにテレビをつけると
NHKに佐野さんが出ていた。
初日走行距離:799km
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