FIFA理事会 ポルトガルに朗報
9月29日
FIFAの理事会で、ポルトガル代表に朗報がもたされる。
W杯欧州予選プレーオフの組み合わせ抽選は、最新のFIFAランキングによるシード制を導入することが決まったのである。
ポルトガルはこのままうまくいったとしても、2位通過。
プレーオフを戦わなければならない。
そこで、運悪く強豪国と当たってしまう可能性もある。
この日のFIFA決定は、ランキング上位と下位のそれぞれ4チームに分けて抽選するというのである。
恐らくプレーオフに回る見込みの8カ国で、ポルトガルはランキング上位4チームのグループに入る。
■プレーオフに進出する予想国
1 ポルトガル
2 ギリシア
3 スロベニア
4 ロシア
5 ボスニア ヘルツェゴビナ
6 ウクライナ
7 フランス
8 アイルランド
*左数字はグループ
*9組はオランダが一人勝ちして、2位以下の勝ち点が低いためプレーオフに漏れると推測。
これでプレーオフの対戦相手がフランスというような悪夢の可能性は消えた。それにしてもこんな大切なことを、最初に決めていなかったことが不思議。FIFAとしては、観客が呼べて放映権料金に影響が大きい強豪国を、もう一つも失いたくないということだろう。
よく言えば「機を見るに敏」 悪く言えば「ご都合主義」 欧州の強豪国が軒並み出られないようなことになれば、次は水準に達していないアジアの国がたくさん出てくることにスポットが当たるかも知れない。
ただし、2組のギリシアはポルトガルにとって嫌な存在だ。
ポルトガルで地元開催だったユーロ2004は、開幕戦、決勝で2度当たり、2度とも敗れている。その後の親善試合でも結果はよくない。
不思議なことだが、国対国という相性がある。
監督が替わり選手は入れ替わっているのに、得手不得手だけが継承されてしまうのである。
9月30日
CL2節
away アポエル ○0-1
アウェイでも勝ち点3をあげて、グループリーグ突破を盤石にする。
あとは1位通過できるかどうか。
2位通過の場合、2月からのトーナメント1回戦で当たる相手が他グループの1位であり、勝ち抜けてたとしても余計に疲弊してしまう。
10月4日
プレミアリーグ8節
home リバプール ○2-0
デコが9月9日の代表戦で負傷して以来の出場。
先発して76分にマルダと交替。
先制点は相手パスカットからの速攻。
デコが出したスルーパスをドログバがセンタリングしてアネルカがゴール。
アネルカに駆け寄るデコの無邪気な笑顔。
アネルカやチームメイトがそれにどう応えるか、そこを注目していたが、映像ではよくわからなかった。
前シーズンは10月26日の9節ホーム、リバプールに0-1で敗れてホーム無敗の連続試合が86で止まった。
その1失点は前半開始早々、味方DFに当たりコースが変わったボールがゴールインした不運。
その時点では痛くもかゆくもない1敗に思えたが、後からみれば転落への分水嶺。そこからスコラーリの転落は始まっていた。
今シーズンは、そこを無難に乗り切った。
まだ、アンチェロッティの転落は始まっていない。
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