パティシエになった上柿元勝
お昼を回った長崎市。
さぁどこへ行こう。
長崎駅で売っている限定5食の「くじらカツ弁当」を買いたいところだが、夜までもたないだろうし、長崎にいて駅弁を広げるのも味気ない。
長崎らしい美味しいものが食べられて、目新しいところ・・
愛しい江山楼には去年の夏に行ったので、新地の中華街は候補から外す。
そこで、去年の夏にはまだできていなかった「ココウォーク」~2008年10月オープン~を目指すことにした。
ネットで住所を調べ、カーナビに打ち込む。
長崎港からは車で15分ほど。
駐車場へ向かって交差点を左折、ビル内のスロープを上って進入する経路はどこかで見覚えがある。確か名古屋駅前のビルが、こんな感じだった。
駐車場に着いた感じは全国のイオンとなんら変わりない印象。
ショッピングゾーンは、川崎のラゾーナと似ている。
同時期にできた商業施設だから、時代の流行を取り込んで期せずして似てしまうのだろう。
ココウォークには上柿元勝がスイーツの店を出している。
【 かみかきもと まさる 】
元ハウステンボスホテルズ総料理長。
1950年
鹿児島県生まれ
1974年
西洋料理の基礎を学んだ後1974年単身渡仏。
パリ「ル・デュック」のミケンリー、リヨン「アラン・シャペル」のアラン・シャペル、ヴァランス「ピック」のピックなどの名シェフに師事する。
1981年
神戸ポートピアホテル「アラン・シャペル」オープンのため帰国。料理長をつとめる。昭和天皇やモナコ国王の晩餐を担当する。
1991年
神近義邦の誘いでNHVホテルズインターナショナル総料理長に就任。
(現在のハウステンボスホテルズ)
迎賓館、ホテルヨーロッパ、デンハーグ、アムステルダム、フォレストビラ5つのホテルの総料理長をつとめ「エリタージュ」などで腕を振るう。
1995年
10月「ハウステンボスのおいしい休日」柴田書店出版。
2001年現在
ハウステンボス(株)取締役、ホテルヨーロッパ総支配人を兼任。ハウステンボスのオープン以来、オランダ王子や三笠宮殿下など内外のVIPの晩餐を担当してきた。
2006年
3月14日、アランシャペル出身著名シェフの一人として、ポートピアホテル25周年記念晩餐で腕を振るう。
2008年10月
長崎市のココウォークにパティスリー・カミーユを開店。料理の腕はふるわず菓子作りに専念する。
エリタージュのフレンチは村上龍のお気に入りで、エッセーでは何度も紹介していた。
上柿元勝はハウステンボスの看板だったが、今はハウステンボスに籍はない。
エリタージュに行ったことはないが、上柿元勝のソーセージは食べたことがある。
彼がシェフではなくパティシエになってしまったのは、フレンチファンにとって残念だろうが、料理を食べたことがない者にとってはあまりぴんと来ない。
さて、パティスリー・カミーユに直行
したかと言うと、上柿元勝がココにいることは4日後にハウステンボスで聞いたので、この時は知らなかった。ちょっとだけ惜しいことをした。
| 固定リンク | 0
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 貸し切りの平和祈念像 長崎稲佐山スロープカー(2025.02.05)
- 初日から速さに目を見張ったFLAGSHIP STOREの会計オペレーション(2025.02.02)
- 磨き抜かれた夢の街 長崎スタジアムシティ開業 しらべるが選ぶ2023年の5大ニュース【1】(2024.12.28)
- 東町運動公園とアダストリアみとアリーナが頭の中でつながらない(2024.12.23)
- 長崎とここに訪れる人達を笑顔にする町が、まさにあと数分で生まれようとしていた(2024.12.11)