上と下で違うユニフォームを着るポルトガル
9月9日
ハンガリー away ○1-0
国際Aマッチデー2連戦の2戦め。
ポルトガルはこの試合で負けか引き分けると、ほぼW杯出場の可能性が消える。
こういうのが「絶対負けられない戦い」である。
かつて1998年フランス大会で初出場するまでは、日本もこのような戦いの中にあった。
だが、現在はゆるいアジア予選のお陰で「いくらでも負けられる」戦いをしている。
特定の放送局が、絶対負けられない!と視聴者に暗示をかけているだけである。
そんなゆるい緊張感のなか
「前半はオランダを苦しめた」
と言って無理に前を見ようとするチームは、2010年6月、南アフリカ観光を思い出に帰ってくるのだろう。
ただ、今はその南アフリカ観光さえできない位置にいるポルトガルが先制。
9分、デコのFKからぺぺが決勝点。
やはり、このチームにはデコが欠かせない。
後半4分、デコが負傷してシモンと交代。
以後デコはプレミアリーグ、CLで欠場を続けることになる。
10月のW杯予選、残り2試合に間に合うものと信じている。
それまで、アンチェロッティにはデコを休ませて欲しい。
ただ、この新監督はそういう気配りができる人のように拝察する。
この試合、国際映像を見て異様に映ったことがある。
ポルトガルは上が白いセカンドユニフォーム、下は赤のホームパンツという奇妙な出で立ち。
ハンガリーは上下その逆の配色。
1stユニフォームと2ndユニフォームを上下、合わせ着するというのは2005年にデコファンになって以来、初めて見た。
前節9月5日ハンガリー対スウェーデン戦の写真を確認すると、ハンガリーの1stユニフォームは、上が赤、下が白という組み合わせのようである。
その時のスウェーデンは上が黄、下が青。これはスウェーデンのaway戦でのおきまり。
ポルトガルが白いパンツを履くと、パンツの色がかぶって、敵味方がわかりづらいということで、awayのポルトガルが赤いパンツを履いたものと推察する。
いずれにせよ、レアな映像である。
| 固定リンク | 0
「デコ」カテゴリの記事
- W杯2010「山本昌邦のウルグアイ講座」につづく「モロッコ礼賛」(2022.12.12)
- W杯2022 ポルトガル対日本 初対戦の可能性をしらべる(2022.09.13)
- W杯6大会連続出場 ポルトガルの歴史(4)ユーロ初優勝(2022.09.12)
- W杯6大会連続出場 ポルトガルの歴史(3)(2022.09.11)
- W杯6大会連続出場 ポルトガルの歴史(2)(2022.09.10)