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2009年11月26日 (木)

4冊目の著書「名古屋から革命を起す!」こぉてちょうよ

10月23日
河村たかしの著書「名古屋から革命を起す!」が発売された。
これは河村たかし 4冊目の著書である。

1冊めは、今から5年前の2004年7月
「国破れて議員あり」徳間書店

 当時、河村たかしは衆議院議員。
 対立の構図は「自民党」対「民主党」ではない。
 「税金を払っている人」対「税金で食っている人」であると書いている。
 河村はこの時国会議員だが、著書の中では地方議員の問題について詳しく触れ、その改革を提唱している。
 そして、出版から4日後、2004年10月27日には、2005年春の名古屋市長選挙の立候補を表明した。

 河村たかしと初めて会ったのは2001年、衆議院の委員会。
 ただしこの著書を読むまでの3年間、その存在は忘れていた。
 出席した委員会には20数人の国会議員がいたが、誰がどうだこうだという印象はなかった。
 ただ唯一、個別に話しかけてくれた河村たかしの印象だけがよくなかった。

 ところが「国破れて議員あり」を読んで、180度見方が変わった。
 この書名の意味するところは "職業化した議員が税金を食い物にして、結果として国は堕落していく" ということ。

 河村たかしが書く文章には私心がない。そして、有権者に尽くそうという志がある。
 彼が著書で攻撃しているのは、自身を含めた「議員」
 ここまで書いて大丈夫なのか。
 組織に生きるサラリーマンならば、ここまで書いた時点で「死に体」になる。
 組織のなかで "うまくやろう"と思っているならば、こんな著書はあり得ない。

 自称「総理をめざす男」なのに、衆議院議員の職を捨て、名古屋市から改革を始めようとする姿勢に賛同した。
 おそらく、2005年4月の名古屋市長選では、河村市長が誕生するだろう。
 応援したい!
 そう思っていた。

 ところが、3ヶ月後の 2005年1月4日、名古屋市長選出馬取りやめることを発表。
 所属政党である民主党が推薦依頼を断ったのである。
 結局 2005年4月の名古屋市長選では、民主党は 自民党と相乗りで現職市長を推薦した。

 2002年には民主党によって、委員長ポストをクビになっている河村たかし。
 その時は、税金の無駄遣いを訴え、委員長特権を返上したことが民主党の逆鱗に触れた。
 税金の無駄遣いを訴えたほうが、何もしない人たちに切られる。
 一度だけならず、二度までも。
 それでも、河村たかしは民主党に居続ける。
 「死に体」を予感させた。

 それは 8ヶ月後に現実となる。
 2005年9月、自民党が大勝した "郵政民営化選挙"で 河村たかしは5回目の当選。初めて得票数が10万票の大台を超えた。名古屋市民には圧倒的な支持を得たのだ。
 ところが、総選挙直後の民主党・党首選挙では、立候補を試みたものの、国会議員の推薦20人が集まらず出馬もできなかった。

 2冊めの著書は、2006年9月 「おい河村!おみゃぁ、いつになったら総理になるんだ」 KKロングセラーズ
 3冊めの著書は、2008年9月 「この国は議員にいくら使うのか」 角川書店
 2年の間隔を空けて3冊の著書を出してきた。
 そして、今回の「名古屋から革命を起す!」は 前作からわずか1年のインターバルでの4冊めとなった。

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