対戦相手はボスニア・ヘルツェゴビナ
10月19日
2010年W杯 欧州予選プレーオフ抽選会
8チームのうち、FIFAランキングで上位の4チームがシード枠にはいる。
シードというと日本では高校野球でおなじみになった言葉。
それは出場チーム数が偶数ではない時、1回戦を免除されるチームが出る。
それを「シードされる」と言う。
あるいは、英国のリーグカップ(=カーリングカップ)でプレミアリーグ(英国における一部リーグ)のチームは3回戦から出場するといった時に「シードされる」と言う。
今回の抽選会におけるシードの意味は「組み分け」程度。
シードされたチームが互いに当たることがないというメリットはあるが、それ以外の特権はない。
その証拠に初戦をアウェーで戦う権利を得たのは、シードされたチームではフランスだけである。
初戦、アウェーで様子を見ながら戦い、引き分けを狙う。
第2戦、有利なホームの試合では1-0の勝ちを拾って2戦合計の勝利を得る。
サッカーのホーム&アウェー戦では、初戦アウェーが圧倒的に有利なのである。
●抽選会時点のFIFAランキング
9 フランス
10 ポルトガル
12 ギリシア
16 ロシア
22 ウクライナ
34 アイルランド
42 ボスニア・ヘルツェゴビナ
49 スロベニア
ランキングで見る限りは、ウクライナと当たることが不運であり、スロベニアと当たることが最も幸運ということになる。
●抽選結果
アイルランド - フランス
ポルトガル - ボスニア・ヘルツェゴビナ
ギリシャ - ウクライナ
ロシア - スロベニア
左側の国が、初戦をホーム、第2戦をアウェーで戦う。
ポルトガルの相手はボスニア・ヘルツェゴビナ。
8チームの中ではランキングで下から2番め。
悪くない抽選結果だ。
ただし、第2戦がアウェーとなる。これは大変やっかいなことになった。
ボスニア・ヘルツェゴビナは、1992年、戦闘の末にユーゴスラビアから独立した国。
独立国家となって以来、まだサッカーW杯には出場していない。
今回は初出場にもっとも近づいた大会。
1994年大会予選 "ドーハの悲劇"で敗れた日本と同様の境遇にある。
もちろん、ボスニア・ヘルツェゴビナ国民は、格上のポルトガルを倒すことを願う。
そうなれば、1998年大会プレーオフの末に "ジョホールバルの歓喜" で初出場を勝ち取った日本と同じ夜明けを迎える。
第2戦を熱狂的なボスニア・ヘルツェゴビナ国民の前で戦うのは危険きわまりない。
敗戦すらあり得る。
そうなると、ポルトガル開催の初戦でできるだけ大差をつけての勝ちが求められる。2点差は欲しい。
だが、ボスニア・ヘルツェゴビナは完全に引いて、最小失点差の敗戦、あわよくば引き分けを狙ってくる。そうなると、ホームと言えども戦いは緊迫する。
11月14日 第1戦 ポルトガル開催
11月18日 第2戦 ボスニア・ヘルツェゴビナ開催
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