主力がいなければ、チームがまとまる
10月23日
「ザ・ゴール」にサンの記事が紹介される。
デコがチェルシー残留を決めた理由は、アンチェロッティに残留するよう説得されたからだという。
2チームでのCL制覇という、世界中を探しても希有な経験を持つ選手を手元に止めたいと思うのは至極当然のこと。
それが、シーズン前には「戦犯」として「不要」だったのである。
ところがここにきて、デコがレギュラーとしての価値を証明し始めると、急にメディアの扱いが増え始めた。
10月24日
プレミアリーグ10節 home ブラックバーン ○5-0
NHK BS1が生放送
NHKでは前シーズン、チェルシーの試合はほとんど中継がなかったが、今年は多くなっている。
せっかくの生中継だったがデコはベンチでお休み。
相手はインフルエンザで主力を欠くブラックバーン。
一方的な展開となったためデコの出番は無し。いい休養がとれた。
交代枠はフェレイラ、初出場のブルマ(ネーデルラント)、ストゥーリッジの3人に使われた。
10月31日
プレミアリーグ11節
away ボルトン ○4-0
デコフル出場
後半16分フェイントを入れた切り返しから2点めとなるゴール。
今期プレミアリーグ2ゴールめ。
NHK BS1が録画放送。
10月28日
カーリングカップ(リーグカップ)
home ボルトン ○4-0
デコ先発出場
デコは前年11月28日、リーグカップ敗退となったバーンリー戦にもフル出場している。恐らくリーグカップは出場するが、FAカップは出場しないという契約なのだろう。
10月31日
プレミアリーグ11節
away ボルトン ○4-0
デコフル出場
後半16分、フェイントを入れた切り返しから2点めとなるゴール。今期プレミアリーグ2ゴールめ。
NHK BS1が録画放送。解説者は互いにメンバーを落としていた3日前の試合とは違う結果になるだろうと予測していたが、スコアは同じになった。
11月3日
CL4節
away アトレティコ・マドリー △2-2
チェルシーは 2試合を残して決勝トーナメント進出を決めた。
レアル・マドリーのロナウドは当節のCLを欠場しており、ボスニア・ヘルツェゴビナとのプレーオフ初戦も欠場の見込みと報道されている。それが撤回されることを願う。
11月7日
プレミアリーグ12節
home マンチェスター・ユナイテッド ○1-0
デコ先発出場
63分にジョー・コールと交替。
審判の正確な判定により、決勝ゴールがきちんと認められて、前シーズンとはワンランク上のチームになったことを証明した。
だが、前年の今頃もプレミア制覇は堅いとファンは思っていた。
リーグ戦は1週間のお休み。
翌週はインターナショナルAマッチデー。
ポルトガルはW杯予選プレーオフを戦い、既に出場権を得た国は強化試合を行う。
ボスニア・ヘルツェゴビナの主力選手は、ポルトガルが対戦相手と決まるとメディアに対して弱気なコメントを連発した。
「彼らとの対戦だけは避けたかった」
「我々はアンラッキー」
だが、故障のロナウド、手術したボジングワが2戦ともに欠場する。
個人の力でこじ開けるゴールはない。
「主力がいない時は、チームがまとまる」
ボスニア・ヘルツェゴビナのイビチャ・オシムの言葉である。
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