下しらべない湯布院で、たどり着いた場所
佐世保は朝から雨模様
これで5日めにして3度めの雨。
暑くならないのはありがたいが、やまなみハイウェイをオープンドライブできなくなるのは困る。
佐世保みなとから高速に乗り武雄南までは西九州道。
そこから湯布院ICをめざす。
長崎自動車道はいつも通りがらがら。
お盆期間「高速1000円」が適用されるのは木・金・土・日
渋滞を分散させるために、木・金が急遽追加された。
この日は水曜日だが平日も割引があり、事前に調べておいた「定価」よりも660円安かった。
佐世保みなと 100円
佐世保三河内本線 200円
武雄南本線 210円
武雄南本線-湯布院 2500円
鳥栖JCTは、日本でただ一つのクローバー型JCT。
南北を走る九州自動車道、東西に走る長崎自動車道/大分自動車道の接点にある。
ランプ道路が上空から見ると「四つ葉のクローバー」に見えるため、こう呼ばれる。
このJCTでは左、右、直進だけでなく、今来た道、つまり後ろに戻ることもできる。
鳥栖JCTを直進すると大分自動車道。
ここから先も片側2車線が確保されており、いつもながらに空いている。
"すべての県でSA・PAに入る"のは、徳島で途絶えてしまったが、せっかくなので大分に入ってすぐの萩尾PAに入る。
ここには売店はなく自販機のみ。
ペットボトルの水を買い、ほとんどストップ&ゴーで出発。
やまなみハイウェイを北から南へフルに走るには、湯布院ICで降りるのが一番近い。
湯布院ICには、定刻どおりに到着。
今日は「やまなみハイウェイを走る」ということ以外は、何も決めていない。
そこで、湯布院の町にも少し立ち寄ることにする。
湯布院はとても有名である。
行ったことがない人は「わぁいきた~い」という無難な反応をするが、この町を知る人は違う。
ここは、敵と味方に分かれて語られる町だ。
観光地として有名になる前の湯布院を知る「元祖ファン」は、湯布院は大衆に迎合し、らしさを失ってしまったと落胆をあらわにする。
一方、有名になってから訪ねたファンは、ある者は「何度でも行きたい」と言い、またある者は「言われる評判ほど、たいしたことなかった」と言う。
この町を語るのは面倒である。
確かなのは「ゆふいん」というブランドには力があり、プリンが遙か遠い高速のパーキングエリアで売られていることだ。
下調べをしていないので、とりあえずカーナビの導きで由布院駅へ。
特にどうっていうことはない。
どこかに「ゆふいん通り」みたいなものが、あるのだろうか。
駅の突き当たりを左折して、細い道を進んでいく。
だが、目抜き通りは見あたらない。 向こうから馬がやってくる。
そうこうするうちに、クルマはいくつかの高級そうな旅館の脇を抜け、山に入り込んだ。
さすが阿蘇周辺。
馬が暴れないよう祈りながらやり過ごすと、今度は前方に人力車。
若い衆がカップルを乗せて引いている。
さらにもう少し行くと、とても古い佇まいで雨に沈む寺があった。
よし、ここを湯布院に来た証にしよう。
近くの空き地にクルマを停めて、カメラを持って走る。
佛山寺 【 ぶっざんじ 】
臨済宗の禅寺
1400年の歴史があるという最古の木造建築だったが、近年火災で本堂を焼失。その後再建された。
門だけは消失せずに、古いままで残っている。
・・と人力車のガイドさんが説明するのを、ヨコで聞いて学んだ。
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