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2009年11月11日 (水)

東京国際フォーラム あなたに感謝

 東京国際フォーラムは、東京都内で最大規模のコンサートホールである。
 収容人員ならば日本武道館、東京ドームにかなわないが、その2つは競技場であり音楽には向いていない。

 

 東京国際フォーラムはガラス棟と4つの棟から成る。
 船をイメージした外観のガラス棟は、隣接するJR有楽町駅の高架カーブに合わせて湾曲している。
 このガラス棟のように、屋内に取り入れた、あたかも屋外のような吹き抜けを「アトリウム」という。

 

■オープン:1997年1月
■設計:ラファエル・ヴィニオリ(ウルグアイ人)

 

 イベント施設としても、東京都内で最大級である。
 東京近辺にはお台場の「東京ビッグサイト」、千葉県幕張の「幕張メッセ」という大きなイベント会場があるが、どちらも交通の便が悪い。

 

 その点、東京国際フォーラムは東京駅の1つとなり「有楽町」から徒歩0分と、抜群の好立地。
 東京、埼玉、千葉、神奈川いずれからも交通の便がよい。
 そこは、新宿に都庁が移る前、旧東京都庁が建っていた場所である。

 

 展示ホールでは、国内最大の環境展示イベント「エコプロダクツ」など、見本市が多く開かれている。
 教室形式の小会場も多数あり、メイン会場と連動したセミナーを開催する、アカデミックなイベントに強い。
 ITベンダーやSIerの年次イベントも、よくここで行われている。
 ホールAは、2016年東京五輪が実現していれば、ウェイトリフティング会場になる予定だった。

 

 音楽では "日本武道館でやるほど人は呼べそうにないが、ある程度収容人員が多く、音もいいホール" が必要な時に使われている。

 

2006年
 佐野さんは1月から、アルバム発売を未定のままにして「星の下路の上」ツアーに出る。
 そのツアーファイナルは4月2日、東京国際フォーラム。
「有楽町で会いましょう」をキャッチフレーズにしたプロモーションが行われ、当日開演前の場内にはフランク永井の「有楽町で逢いましょう」が流れた。
元春はここで初めてツアータイトル曲「星の下路の上」を演奏した。
 1985年のビジターズツアースペシャル以来、久々に天井から無数の風船が舞い降りて、それはとても懐かしい時間になった。

 

 そして今日、2009年11月11日
 井上陽水 40th Special Thanks Tour
 東京国際フォーラム ホールA
 長く遠くから耳だけ傾けていた陽水と10mの距離に接近する。
 待ちに待ったこの日を無事に迎えることができて、ほっとしている。
 皆さんのお陰です。
 ありがとう。

 

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