高速道路 (謎)のマイレージ
最終日の所要時間、およそ12時間。
20時をまわって 車庫に戻ってきた。
総走行距離 4299km
無事旅を終え、やり遂げた。
全都道府県制覇は、今回の旅によって徳島・香川・高知が終わり、いよいよ残すところあと 3県。
新政権による高速料金割引の動向をにらみながら、できるだけ2012年夏までには行きたい。
旅を終えて1ヶ月が過ぎた月末のある日。
ETCマイレージサービス事務局から1通の封書が届いた。
封筒の表書きには「ETCマイレージサービス関係書類在中」と印刷されている。
そうか。たくさん走ったからそのお知らせだな。
いったい、どれくらいマイレージがたまったというのか?
でも大半の行程を割引価格で走ったから、あまりたいしたことはないのだろうな。
封筒から出てきたのは
「ETCマイレージサービスご登録取消し予定のお知らせ」
この夏に走った高速道路は、まったくカウントされていない。
そればかりか、このまま高速を使わなければ、3ヶ月後に登録を取り消すという。
高速1000円の日に走ったとはいえ、確かに高速道路を使ったのになぜ?
キツネにつままれたような気分で、文書の上から下に目を泳がせると、一番下の端っこに小さく書いてあった。
「ETCカードをほかのクレジットカード会社に変更した場合は、書面でお手続きいただく必要があります」
2008年暮れから相次いで、年会費「無料」を謳っていたカード会社が、一転して「有料」になったため、ETCカードを年会費「無料」のカード会社に替えた。
カード会社を替えた=ETCカードを替えたら、マイレージはカウントできないということらしい。
会議を重ね、よく練られたすばらしい規約だ。
ETCマイレージサービス事務局は「車載器管理番号」「車体番号」を把握している。
どこのクレジット会社から引き落とそうが、サービスを利用したことは把握できている。
それがこのような、クレジット会社の属性ありきのシステムだとは、思ってもみなかった。
などと言っても、覆水盆に返らず。
恐らくきちんと書いてあったであろう規約を、隅から隅まで精査しなかったこちらが悪い。元はといえば、精査が大好きな官僚の作ったものだから、そこに考えが及ばなかったのは、想像力不足であった。
些細なポイントだが、こちらが受益しなければ、その分がどこかの誰かの助けになる。それは、どこかの特定の人物かも知れないし、おしなべて国民全体なのかも知れない。
そもそも、高速道路をあんなに安く使わせていただいたのだから、四の五の言っては罰が当たるというもの。マイレージ登録は期限切れを待ち、返上することに決めた。世の中には、関わらないほうがココロ穏やかにいられるものが少なくない。
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