心の故郷 豊田町西市のアーケード
「ほたるの里ミュージアム」に入る。
そこは、町の図書館のようであった。
ホタルの一生をリアルなオブジェで見せていく仕掛けは、我が田舎にしては上出来。ホタルの生態をしっかり学べる。
入場料400円を払い、館内に入る。
一転してそこは、愛・地球博のスペイン館のようだった。
でも遠来の客を呼べるかというと、ちと弱い。
いつしか目線が、親戚の食堂をみるような角度になっている。
足早に展示室を抜けると、さてお楽しみ記念グッズ売店・・・
と思ったらどこにも売店がない。
係の人に聞いてもない。
ほたるフィギュアも木屋川ジオラマも、ホタルボールペンすらない。
ここで懐かしの思い出グッズをゲットしようと目論んでいた当てが外れた。
商売っ気のないミュージアムを後にして、すぐそばにある「道の駅」へ。
ここはとても同じ町内とは思えないほどに混んでいた。
駐車場は満車。
店内は人で溢れている。
ここにもホタルキーホルダーなどの豊田オリジナルは皆無。
「そういうの、やってないんですよ」
とお店の人がすまなさそう。
観光地でよく見かけるネコのキャラクターと地元のコラボ商品も、まだまだ全国津々浦々をカバーしているわけではないようだ。
売店で売っていたコロッケを2つ買う。
母とおいしい、おいしいねと言って食べる。
懐かしい西市の町をクルマでゆっくりと巡る。
通っていた西市小学校。
昔友達とふざけていて壊した池の白鳥のオブジェ。
池ごとなくなっていた。
かつて校庭があった場所に校舎が移り、小学校の4年間を過ごした旧校舎は更地に変わっている。
小学校から家まで 2.3kmの通学路をなぞる。
子供の足に、往復 4.6km の道のりは長い。
このお陰で、今も時にはマラソンを走る、しっかりとした足腰ができた。
油がしみこんだ床の図書館が懐かしい町役場。
今は下関市役所支所になっている。
その向かいにある体操着を売っていた文具店。
月に一度学校に「科学と学習」を売りに来てくれた。
建物は同じ場所にあったが、とうの昔に閉店した様子。
町で唯一の本屋も昔の場所にあったが、お盆で閉まっているのか、閉店してしまったのか、外見からは判断できない。
昔のままに営業していた福本菓子舗で、親戚へのみやげに「ほたる饅頭」を買う。 忙しそうだったので、看板にある「いのしし饅頭」とは何かを聞きそびれた。
この町唯一のアーケードは今もその姿を残していた。
年に一度佐世保に行くと、あの四ケ町の長いアーケードが羨ましかった。
それでもこのトタンを被せただけのアーケードが、西市に暮らした人にとっては思い出の場所。
残っていて嬉しい。
そこにあった、町で一軒きりのオモチャ屋はなくなっていた。
朝6時に佐世保を出て、下関、西市と駆け足で日程を消化。
お昼前にはこの日最後の目的地、福岡県飯塚市に向けて、心の故郷・豊田町西市を後にした。
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