HIS ハウステンボス支援
長崎オランダ村の駐車場候補地として、針生を視察に訪れた神近義邦は、この地に長年暖めていたプラン、ハウステンボスを作ることを思い立つ。
1992年3月、オープン
2001年3月24日、係留飛行気球ルフティがオープン。
2003年2月26日、会社更生法適用を申請。
営業は継続。創業者で社長の神近義邦が退任。
2003年12月、野村プリンシパル・ファイナンスと支援契約。
2004年 ハウステンボス変身中!キャンペーン
4月、新ミュージカル「イースタン・オデッセイ」がスタート
2005年公開、上野樹里主演映画「笑う大天使」の全編ロケがハウステンボスで行われた。
2006年
愛・地球博「三菱未来館@もしも月がなかったら」のソフトを、ノアの劇場跡にIFXシアター「Kirara」としてオープン。
2007年
愛・地球博「三井東芝館グランオデッセイ」のソフトを天星館跡に「グランオデッセイ」としてオープン。
2008年
植物と共生するリゾート「ボタニカルリゾート」をキャッチフレーズに掲げた。
2009年
9月、マイケルジャクソン追悼イベントを開催。
2010年
2月、NHK大河ドラマ「竜馬伝」にちなむ「佐世保・ハウステンボス龍馬伝館」を期間限定公開。
2010年2月12日
旅行業大手 HISが、ハウステンボスの経営支援を発表した。
一度はHISが支援を断念すると報道されていたが、佐世保市が条件面で譲歩した。
HIS沢田会長談。
「早ければ2年後には黒字にしたい。勝算は99%だ」
「3年でうまくいかなければ、新しい会社を探してほしい」
勝算は99%なのに、3年で撤退?
一見すると、この二言の組み合わせは不思議である。
HISは事業検討の試算段階で、修繕費がかさむとして一度は支援断念に傾いた。
それを佐世保市がさらなる好条件を提示。提携にこぎつけた。
ただし、再建が軌道に乗らぬようならば撤退。
そういう意味での「3年でうまくいかなければ・・・」である。
沢田会長は「アジア最大級のアウトレットモールを誘致する」方針に言及。
現在、ハウステンボスの隣りにはJRAのWINSがあり、これにアウトレットモールが加われば、相乗効果が出る。国内外の短中距離客も呼べるだろう。
かつて、オランダ村がそうであったように。
佐世保市が新経営陣に約束した資金援助の原資は、佐世保市民から集めた税金。
一方、ハウステンボスがもたらす経済効果、雇用に関与するのも佐世保市民。
正念場のこの2年に、この近距離の人たちがどう考え、どう動くのかが大切だ。
ハウステンボスには毎年、夏に行く。
1993年以来、欠かすことのない年中行事。
Tシャツと短パンという出で立ち。ペットボトルを傍らにハンドタオルを握りしめた 九州の夏。
2010年夏も、またそこに立つことができる。
HISという新たな船長のもと、
千年の時を刻む挑戦はまだまだつづく。
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