東京マラソン 銀座→雷門のコースをよく頭に入れておく
22.3km給水所(エイド)
2009年大会でのこと。
ここが初めての給食エイド。
さぁなにか腹にたまるもの食べるぞ~
と思ってすりすりと駆け寄る。
ボランティアが銀色のバットを手にしている。
お、バナナか
と思ってのぞき込んでびっくり。
バナナは1本ではなく、5cm ・・・
東京マラソン前には、いつもバナナ報道がある。
大会前の報道によれば、ドールがラカタンバナナを6万本提供するとあった。
そのうちの3万本はゴールで1人1本配ったのだろう。これはもらえた。
確かにゴール直後の栄養摂取は必要なのだが、それ以上にレース途中の摂取が大切。
あとの3万本、どこでどうやって配ったのか。
とにかく6時間台で走るランナーには 5cm のバナナが一切れ。
結局ゴールまでエイドでもらえた食べ物はこれっきり。
4カ所と周知されていた給食エイドのうち、1カ所は何も置いていなかったし、あとの2カ所はどこにあるのかさえ、わからなかった。
2010年大会は改善されるかも知れないが、何が起こるかわからない。
主催者の目論み通りに、ことは運ばないのだ。
遅いランナーのバナナが 5cmだということは、速いランナーが 1人1本以上食べたという証左。自分がよければそれでいいと考えるランナーのことまで、主催者は読み切れない。
ど素人ランナーは栄養補給は自前で用意する必要がある。
目安としてはスポーツジェルを4つ、ないし5つ持参。
1つはスタート直後に摂り、あとは 5km 15km 23km 30km あたりで1つずつ。
摂取からエネルギーに変わるまで1時間はかかるので、早めにとる必要がある。
「パワーバーパワージェル」ならば1つが薄くて軽いので、ウェストポーチに入れてもさほどかさばらず、重くもない。
27km
「人形焼きが配られる」と報道されていますが、遅いランナーはもちろんもらえません。数量は1万個。
東京マラソンはその人気の上に、あぐらをかいています。
名所を周り、名物を給食に出す。
ランナーはそれを楽しみに参加する。
荒川マラソンでは、終盤のエイドでカップ入りのシャーベット(実際には溶けたアイスクリームのような食感)が全員に行き渡るよう用意されています。
どれだけ遅くても、そこに立ち寄れば、必ずもらえる。
荒川を走った記念がそこで1つできる。
東京マラソン関連書籍によると、製造を依頼しているメーカーの製造能力の限界があり、1万個がめいっぱいらしい。
それならば、複数のメーカーに依頼すればよいでしょう。
いつになったら、最後のランナーが人形焼きを手にできる大会になるのでしょうね。
遅いランナーの心構え その3
「人形焼きはあきらめる」
日本橋から雷門までのコースは右左折が多く、複雑です。
ここのコース図を頭に入れておきましょう。
別に道に迷うからではありません。
銀座までに失速した場合、雷門までがとてつもなく遠く感じるのです。
ここで歩きたくなります。
もちろん「這ってでも完走」が目標の方はそれでもよいでしょう。
しかし、マラソンは走りきってこそ「完走」
初マラソンでは、まずは自分がゴールまでたどり着けるのかが想像できない。
だから、走り通して完走という欲が沸かない。
でも、95%を超える完走率を見ればわかるでしょ。
完走は誰にだってできるのです。
それならば、走り通して完走を目指しましょう。
これは威張れます。
そして、褒められます。
走り通すという気持ちを切らさないためにも、銀座→雷門はコース図でよく確認しておいてください。
雷門から銀座への帰りは、来た道を戻るだけなので、頭に入れなくてもよいです。
つづく
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