東京マラソン スタートラインまでのロスタイム
並び位置は決められていますが、後からきて、割り込んでくるランナーもいます。
去年は ボランティア側の手違いで、ブロックのスタート順が逆になるということもありました。
おこりんぼしていては、いいレースはできません。
笑って受け流しましょう。
7時間ぎりぎり、目標は這ってでも完走
そういう初マラソンの方にとって、スタートラインまでのロスタイムはとても気になります。
関門通過が制限時間ぎりぎりになる遅いランナーの方が、最後尾からのスタートになるところがマラソンの悩ましいところ。
遅いランナーこそ、前に並ばせて欲しいですが、遅いランナーが前をふさぐことで、追突・転倒の危険性があるというのが、主催者側の言い分。
東京マラソンの場合、Jブロックで 20分、最後尾スタートで 最大25分をみておけばよいでしょう。
ここで、少しでも前に並ぼうとしてズルするのはまずいです。
どんな時も 潔く、正々堂々としたマラソンランナーでいなければ、なりません。
カメラを持参して走る方は、スタート前にボランティアの方にシャッターを頼むとよいです。
気軽に応じてくれました。
ただし、初マラソンで 7時間ぎりぎりという方には、カメラ持参はお勧めしません。
過去4度のマラソンのうち、東京マラソンだけカメラを持参したのですが、撮影の度にほぼ立ち止まるため、ペースが狂いました。
途中で歩くことを予定しているならば、カメラ持参もよいでしょう。
6時間かけて走るランナーは、ウェストポーチをつけて、そこにはスポーツジェルなどの食料を入れていなければなりません。
ウェストポーチは前に着けます。
でも、実際にレースでは後ろにつけている人が圧倒的に多い。
これは一度、前・後 それぞれに着けて走ってみればわかります。
マラソンはふくらはぎで走るのではなく、お尻で走ります。
お尻の上に、ポーチを着けるのは、靴の中に重りを入れて走るようなもの。
皆さん、よほど苦行が好きなのでしょう。
途中の給水所(エイド)で食べ物がたくさんもらえるだろう。
沿道の人もチョコや飴をくれるだろう(私設エイド)
去年のレース前、こう考えていたのですが、こと東京マラソンに限って言えば、間違いでした。
いつものレースではスポーツバーを3~4個持って走るところを、ベスパを4個持ってしまったのです。
ベスパはグリコーゲンよりも脂肪を優先的に使うためのドリンクですが、新たな栄養を供給するものでありません。
東京マラソンが「失敗レース」になってしまった原因は、ここに尽きます。
食べ物は速いランナーしかもらえません。
すべて、速いランナーに渡してしまうからです。
速いランナーに罪はありません。
渡されれば受け取るのが、ランナーの性ですから。
さて、いよいよ走り始めです。
9時10分 号砲が鳴ります。
ところが、6時間台のブロックのランナーに その音は聞こえません。
これは、どのマラソン大会でも不満なのですが、主催者は後ろのほうのランナーには、あまり気配りしないのです。
湘南国際マラソンの時は、号砲が聞こえないため計時を始めるのが数分遅れ、頭のなかで足す作業が厄介でした。
手元の時計を「時刻モード」で見ておいて、9:10になったらストップウォッチを押す必要があります。
スタートラインでは、ラップボタンを押します。
そこから、ネットタイム計時の始まり。
グロスタイム=競技規則による公式の時間 ロスタイムを含む
ネットタイム=スタートラインからゴールラインまでに要した時間 ロスタイムを除く
スタートラインでは、石原都知事を撮影しようという人と、日本テレビに撮影されようという人で渋滞が起きます。
渋滞は左右の端に起きるので、すんなりと前に出たいならば、中央分離帯に沿って走るとよいでしょう。
つづく
| 固定リンク | 0
「しらべるが走る!」カテゴリの記事
- 我が心の引退レース(2022.03.09)
- 長崎平和マラソン エントリー方法発表!(2020.02.12)
- 大迫傑曰く「タイムは気にする必要はない」(2020.01.21)
- マラソンの最後の1kmは、それまでの41kmとは絶対に距離が違うと思う(2020.01.20)
- 地道に走り、最下位を脱出(2020.01.18)