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2010年2月17日 (水)

東京マラソン スタートラインまでのロスタイム

並び位置は決められていますが、後からきて、割り込んでくるランナーもいます。
去年は ボランティア側の手違いで、ブロックのスタート順が逆になるということもありました。
おこりんぼしていては、いいレースはできません。
笑って受け流しましょう。

7時間ぎりぎり、目標は這ってでも完走
そういう初マラソンの方にとって、スタートラインまでのロスタイムはとても気になります。

関門通過が制限時間ぎりぎりになる遅いランナーの方が、最後尾からのスタートになるところがマラソンの悩ましいところ。
遅いランナーこそ、前に並ばせて欲しいですが、遅いランナーが前をふさぐことで、追突・転倒の危険性があるというのが、主催者側の言い分。

東京マラソンの場合、Jブロックで 20分、最後尾スタートで 最大25分をみておけばよいでしょう。
ここで、少しでも前に並ぼうとしてズルするのはまずいです。
どんな時も 潔く、正々堂々としたマラソンランナーでいなければ、なりません。

カメラを持参して走る方は、スタート前にボランティアの方にシャッターを頼むとよいです。
気軽に応じてくれました。
ただし、初マラソンで 7時間ぎりぎりという方には、カメラ持参はお勧めしません。
過去4度のマラソンのうち、東京マラソンだけカメラを持参したのですが、撮影の度にほぼ立ち止まるため、ペースが狂いました。
途中で歩くことを予定しているならば、カメラ持参もよいでしょう。

6時間かけて走るランナーは、ウェストポーチをつけて、そこにはスポーツジェルなどの食料を入れていなければなりません。
ウェストポーチは前に着けます。
でも、実際にレースでは後ろにつけている人が圧倒的に多い。
これは一度、前・後 それぞれに着けて走ってみればわかります。
マラソンはふくらはぎで走るのではなく、お尻で走ります。
お尻の上に、ポーチを着けるのは、靴の中に重りを入れて走るようなもの。
皆さん、よほど苦行が好きなのでしょう。

途中の給水所(エイド)で食べ物がたくさんもらえるだろう。
沿道の人もチョコや飴をくれるだろう(私設エイド)

去年のレース前、こう考えていたのですが、こと東京マラソンに限って言えば、間違いでした。
いつものレースではスポーツバーを3~4個持って走るところを、ベスパを4個持ってしまったのです。
ベスパはグリコーゲンよりも脂肪を優先的に使うためのドリンクですが、新たな栄養を供給するものでありません。

東京マラソンが「失敗レース」になってしまった原因は、ここに尽きます。
食べ物は速いランナーしかもらえません。
すべて、速いランナーに渡してしまうからです。
速いランナーに罪はありません。
渡されれば受け取るのが、ランナーの性ですから。

さて、いよいよ走り始めです。
9時10分 号砲が鳴ります。
ところが、6時間台のブロックのランナーに その音は聞こえません。
これは、どのマラソン大会でも不満なのですが、主催者は後ろのほうのランナーには、あまり気配りしないのです。

湘南国際マラソンの時は、号砲が聞こえないため計時を始めるのが数分遅れ、頭のなかで足す作業が厄介でした。
手元の時計を「時刻モード」で見ておいて、9:10になったらストップウォッチを押す必要があります。

スタートラインでは、ラップボタンを押します。
そこから、ネットタイム計時の始まり。

 グロスタイム=競技規則による公式の時間 ロスタイムを含む
 ネットタイム=スタートラインからゴールラインまでに要した時間 ロスタイムを除く

スタートラインでは、石原都知事を撮影しようという人と、日本テレビに撮影されようという人で渋滞が起きます。
渋滞は左右の端に起きるので、すんなりと前に出たいならば、中央分離帯に沿って走るとよいでしょう。

つづく

東京マラソン講座

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