マラソンの前日にすること ペース・カリキュレーター
いよいよ、マラソン前日。
午前中の早い時間に受付会場へ足を運びます。
午後からは受付が混雑します。
遠方から来て前泊するランナーは、午後に集中するからです。
混んでくると、クルマで行く場合、駐車場がいっぱいになることがあります。
去年の東京マラソンの場合、11時過ぎに行くと 会場のすぐ裏の駐車場がまだ空いていました。
受付を済ませた後、順路に沿って進むと、運動メーカーのお店がいくつか出ています。
レースでいつも使っている「ペース・カリキュレーター」は、ここでもらいました。
これは、ど素人には必須の品。
カリキュレーターといっても、電子的な計算機ではありません。
レース本番で腕に巻く、スプリットタイムの目安を書いた紙を収める腕輪。
走行中は思考力が低下するので、前もって目標ラップタイムを書いた紙をつくり、ブレスレット状にして腕に巻いて走るわけです。
マジックテープでとめる腕輪をナイキが製作して、ランニング・イベントで配布しています。
2006年、初めてもらった時は「スプリット・ブレスレット」
2008、2009の東京マラソンEXPO会場では「ペース・カリキュレーター」という名前で配布していました。
タイムを申告すると、その場でペース表を作ってくれます。
ブレスレットは他のレースにも使い回しが効くので、一生ものです。
受付からの帰りは、レース当日の朝ご飯などを買い出しにまわります。
ある程度歩き回り、ほどよく疲れることで、寝付きがよくなります。
帰宅してからは、自分のペース表をつくります。
使うソフトはエクセル。
【 例 】
入りのペース遵守のため、 5kmまでは1km刻み
そこからは5km刻み という場合
1km : :
2km : :
3km : :
4km : :
5km : :
10km : :
15km : :
20km : :
25km : :
30km : :
35km : :
40km : :
関門の制限時間一覧
ゴールまで 1km何分何秒ペースで走ったら(歩いたら) 制限時間に間に合うかを、35km から1km刻みで書き出す
・・・といったことも有効です。
印刷したペース表は、ハサミで切ってブレスレットに ぎりぎりで入る大きさに調節。
タテヨコの幅が決まったら、メンディングテープを上から貼り、雨で字がにじむことがないよう加工します。
そして、ブレスレットに入れたら、雨が滲入しないよう、入り口をメンディングテープでふさいで完成。
さらに、同じペース表をもう一つ作っておき、ウェストポーチにも1枚入れます。
なぜかというと、レース当日は舞い上がっているので、このブレスレットを付け忘れることがあるからです。
転ばぬ先の杖。
ポーチにも入れておけば安心です。
当日の往路交通機関は、乗換案内サイトで時間を調べ、クレジットカード程度の大きさの紙に書き出しておきましょう。
ダイヤは最も早いパターンから、次発、次々発まで、3パターンを書き出しておく。
レース当日朝は、この紙を上着ポケットに入れて、すぐ取りだせるようにします。
靴は一度インソールを出して、ガムテープで靴の中の砂を丹念に取り除きます。つま先は割り箸の先にセロテープをつけてとるとよいです。
レース中は微細な砂でさえ、大きな石のように感じることがあります。
レース中に靴を脱いでいたら、時間のロスもさることながら、気が動転して、スタミナを失います。
キネシオテープのテーピングについては、血行を流れを損ねない場所だけ、就寝前にテーピングを済ませておいても構いません。
テーピングテープ、テーピングテープ(伸縮)を貼るのは当日朝です。
レースではいつも「手で切れるテーピングテープ」をウェストポーチに入れています。
いざという時のための備え。お守りです。
1巻きまるごとだと かさが張るので、ある程度使い減りして、巻きが小さくなったものをレース用にとってあります。
そして就寝。
レース号砲 3時間前に食事を終えておくために およそ 4時間前に目覚ましをセット。
東京マラソンならば 5:00
それから逆算して、就寝時間を決めます。
寝過ぎて調子が出ないと言うことはないので、長く寝るに越したことはない。
レム睡眠、ノンレム睡眠の周期に照らすと、1時間半の倍数で寝ると目覚めがよいので、7時間半または 9時間睡眠。
21:30 または 20:00 に寝るとよいでしょう。
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