始まってしまう靴 イエローグラデ
靴の現行品は INLINE と呼ばれる。
これに対して、ナイキの場合、復刻はSC。
INLINE のエアマックス97H が店頭に並んだ時点で、翌月にはあのイエローグラデが復刻することがコレクター仲間では知られていた。
AIRMAX SC である。
イエローグラデ=イエローグラデーション
1995年に、エアマックスのメンズ・ファーストカラーとして発売されたこの靴は、イエローからグレーへグラデーションするカラーリングがアッパーに施された。
前モデルまで「見えるエア」は後ろ半分だけだったが、このモデルで初めて フォア・フットにも取り入れられた。
品のよい外観、そこそこによい履き心地。
欲しい人は多いのだが、15,000円もする靴を 10代男子の誰もが買えるわけではない。
イエローグラデを履いている男子が襲われて、靴を奪われるという事件が報道された。
「エアマックス狩り」である。
このような、ネガティブ・ニュースをメディアも大衆も大好き。
話題がさらなる人気を呼び、この靴がエアマックス・ブームの発端となった。
遅れてきたエアマックス・コレクターにとって、イエローグラデは「縁起物」と言える。
なくてもいいのだが、やはり、これがなければ始まらない1足。
そして、これがあるがために、"始まってしまう" 1足。
エアマックスは1987年から1996年まで、ほぼ1年に1度のペースでモデルチェンジされた。
1年はSPRING, LATE SPRING, FALL, HORIDAY の4シーズンに区切られているので、シーズン毎に同じモデルの色違いが展開されていた。
モデルチェンジの最初のカラーが「ファーストカラー」
2シーズンめは「セカンドカラー」と呼ばれる。
ナイキのカタログには「ファーストカラー」などの言葉はなく、いずれもメディアと靴業界の人が使う通称である。
また、エアマックスには mens と womens があり、それぞれ色が違うので、ファーストカラーは 2種存在する。
コレクター誌で「エアマックスの系譜」記事を見ていた時、その"集め方"を思いついてしまった。
名付けて「エアマックス・ファーストカラー・コレクション」
この時点で発売済みだったエアマックスは11モデル。
残る 10点を探す旅が始まった。
つづく
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