オゾン層はいいもん?わるもん?
0が二つで酸素
0が三つでオゾン
これは皆さんよく知っていますよね。
では、質問です。
環境問題が語られる時に出てくる「オゾン層」という言葉。
この「オゾン層」は いいもんですか? わるもんですか?
オゾン層とは?
空気中の酸素に紫外線が当たってできるオゾンの層。
地上 10~50km にある。
オゾン層破壊とは?
フロンなどの温室効果ガスによりオゾン層が破壊され、有害な紫外線がより多く地表に届くこと。
これらを整理すると、オゾン層と環境の関係は次のようになります。
▼オゾン層は紫外線から地球を守っている。
↓
▼フロンなどの温室効果ガスが、オゾン層を破壊する。
↓
▼地表に達する紫外線の量が増える。
↓
▼紫外線(UV)による悪影響
UVA は シワ の原因となる。
UVB は シミ、 ソバカス、 皮膚癌の原因となる。
生態系を壊す恐れがある。
ということで、オゾン層はいいもん
・・・のようです。
でも、井上陽水が「最後のニュース」で歌っているように、本当にフロンがオゾン層を壊しているかについて、誰がしらべるのかさえ、わかっていません。
1990年以前に建てられたビルには、よくハロン消火設備が設置されています。
ハロンとは、フロンのうち臭素を含むもの。
ハロンは高温の場所で化学反応して酸素を吸着するので、結果的に火が消えます。
酸素を吸着するということは、もしそこに人がいたら、呼吸ができません。
それゆえに、ハロンを吸うと人は死んでしまうと思っている人がいますが、ハロンは常温で人が吸っても死なない。無害です。
確かに、高温で化学反応した際に出るガスを人が吸うと、死に至ることはあります。
ただ、高温の場所ではガスにやられる前に、やけどで亡くなるでしょう。
個人家庭向けに販売されているハロンを使ったエアゾール消火スプレーを人に向けて噴射しても、人は死なないし、気も失いません。
平温時にハロン消火設備から誤ってハロンが漏れても、人は死なない。
それでも、環境マネジメントでハロンが法規制対象となっているのは、ハロンがオゾン層破壊につながるとされているから。
ハロンはオゾン層を破壊するという理由で、1992年以降、製造が禁止されています。
ただし、既存設備での使用はOK。
フロン・ハロンは作れないので、圧搾空気でホコリを吹き飛ばす缶詰(エアダスター)には 代替フロンHFC-152aが使われています。
こちらは、オゾン破壊係数:ゼロ。
温暖化係数:フロン(HFC-134a)の10分の1。
HFC-152aは、フロンに比べて温暖化係数が低いとはいえ、地球温暖化の原因となることには変わりないので、商品には「地球温暖化ガス」と表示しています。
フロンがオゾンを破壊しているところを誰も見たことがないのに、ゼロとか10分の1というのは、いったいどうやってしらべたのでしょう。
ハロンは 環境影響は大きい?が消火能力は高い。
消火したあとも、燃えていない限り設備がそのまま使えるという利点がある。
消火器やスプリンクラー(水を噴射)を使うと、設備が損傷してしまう。
また、新築ビルでハロンに代わり導入されている炭酸ガス(二酸化炭素)消火剤は、誤って漏れて 人が吸うと死んでしまう。
地球の環境に優しいことは、人にも優しい
どこかの誰かが、そう言っていたような気がしますが・・・
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