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2010年3月30日 (火)

あのぉ、ワードなんですけど・・・

あのぉ、ワードなんですけど・・・

このソフトの質問者はいつも、おっかなびっくりだ。
恐らく、相手は答えを知らないのではないかという諦めもあるが、それだけ困っているという感情が伝わってくる。

「ワード」はマイクロソフト製のワープロソフト。
エクセルやパワーポイントが感覚的な操作へ進化しているのに比べて、ワードは相変わらず独自の道を行く。
マイクロソフトの中にあってワードの開発チームは、それ以外のエクセルやパワーポイントのチームとは、あまり会話をしないのではないかと拝察している。

とにかく、これだけ改善されないメジャーなソフトは珍しい。
改善の必要にすら、気づいていないように見受けられる。

それでもワードを使わざるを得ないことはある。

ワークフローやメールを活用せず、依然として申請書は紙じゃないとダメという会社。
申請書はいつの昔に作ったのかわからないような、ワード書式。
無理やり罫線で枠を作っているので、文字を入れると枠がずれたりして、素人は泣きそうになる。枠をなんとかするよりは、ファイルを破棄して書き直したほうが早いので、何度もやり直す羽目になる。

ワードで表組みの書式を作る人は、1980年代にはルポなどのワープロ専用機で表組みを作っていた人たち。
いったん覚えた作業は変えられない。
新しいことを覚えようとしない。
1980年代、誰よりも早くワープロを修得して、周囲から賞賛を浴びた頃が安住の地なのだ。
ゆえに、文書と表組みの組み合わせならばエクセルがベストであることには、目を背け続ける。

論文の公募では、主催者がワードファイルしか受け付けないということが多い。
締め切りのぎりぎりまでエディターで執筆して、いざ、ワードに貼り付けた途端、改行や段落がぐちゃぐちゃになり、心の健康を害することもしばしば。

配布する業務手順書、版元に提出する小説など、印刷を前提とした文書は、ワードで作られる。
こと全文印刷にかけては、ワープロソフトが最も便利だからだ。

使いづらいワードだが、一つだけ長所がある。
「文字数カウント」は、他のマイクロソフトオフィス製品にはない優秀な機能。
文字数制限が課せられている原稿作成では、なんともありがたい。

「プレースホルダー」という入力ボックスに文字が格納されるパワーポイントでは難しいかもしれないが、エクセルでは、ワークシート上の文字数を計算する機能として、とりいれて欲しい。

マック・ユーザーにワード・ファイルを送る場合は注意が必要。
マックユーザーはワードを入れてないことが多いので
「.docってどのアプリで読むの?」と質問が来ることになる。
ワードを入れていないことを想定して、テキストファイルでも送るのが親切だ。

あのぉ、ワードなんですけど・・・
先の質問はこう続く。

「ワードにエクセルの表を貼ると、罫線の太さが変わってしまうんです。
 太いところとか、細いところとか、太さがばらばらで・・・ 」

この場合の対処方法の一つは、以下の通り。

▼エクセルを起動する
   ↓
▼書式>オートフォーマット


▼[オプション]ボタンをクリック
 設定する書式欄すべてのボックスにチェックを入れる
 [OK]

今日も日本のどこかで誰かが、ワードに泣いている。



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