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2010年3月 5日 (金)

アクティブレストは積極的に休むこと?

東京マラソンを走らなかったランナーの皆さん。

まだ「こないだ、走ったの?」と聞かれていませんか?

東京マラソンを走った皆さん。
もう、筋肉痛はもう和らいだでしょうか。
ところで、皆さんは 「アクティブレスト」という言葉を知っていますか?

なに?知っている。
それはすばらしい。
では、声に出さなくていいので、説明してみてください。

マラソンなど、負荷の高い運動をした後は、無理をしてトレーニングせず、むしろ積極的に休むこと。
マラソン後は一週間、完全休養に充てた方がよい。

いま、そう考えた方いませんか?
違いますよ。

アクティブレストの定義
レースやトレーニングで疲れている時、少しでも体を動かして疲労を取ること。

レースや練習で長い距離を走った時や、筋肉痛が出ている時、完全休養にせず、ゆっくりペースのジョギングや、ウォーキングをする。
そうすることで、疲労回復が早まるという考え方です。
通勤で片道30分以上歩いているというような方は、特にアクティブレストを心がける必要はないでしょう。
そうではない方は、駅や会社内では階段を使うといったことを心がけるとよいでしょう。

レース後の場合は、完全に筋力を落としてしまってもいいかも知れませんが、これから3月、4月のレースに出る方は、そうはいきません。
負荷の高い練習をした翌日。
たとえば月曜日は、マラソン雑誌や書籍の「練習メニュー」によると、大半が「休養」と書いてあります。

スポーツ関連書籍ではたいがい
「筋力は48時間で元の状態に回復する」
と書いてあります。
その間に、筋肉に刺激を入れると「超回復」
なにもしないと「回復」です。

「回復」というのは、元通り。
それは現状維持。
レースに向けて筋力をつけていかなければならない時、現状維持では困ります。

「休養」日は練習は休む。
けれど、いつもより多めに歩き、階段を上る。
そういう 積極性 active が 必要なわけです。



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