長野マラソンを走る理由
長野マラソンを走ることは、2009東京マラソンを走る前に考えていた。
2006荒川市民マラソンで「完走」
2008かすみがうらマラソンで「歩かずに完走」
を既に体験した。
高橋尚子が「メタボだってマラソン完走!」の前書きでこう語っている。 現役を引退した私には、これからおそらく生涯にわたって自分の記録を破るチャンスはないでしょう。 トップアスリートゆえに、頂きを極めてしまったランナーの寂しさが伝わってきて、悲しい。 夢のつまった42.195キロを目いっぱい楽しんできてください。 ページの左端には、Qちゃんがハイタッチの手を差し出した写真。 制限時間以内にゴールすることを「完走」と呼ぶが、事実上は「完走扱い」 だからと言って、自分にはとても5時間切りの走力はない。
つまり「記録」という点において、私はマラソンの持つ一番の醍醐味を味わうことができないのです。
前書きはこう結ばれている。
そしてゴールで私とハイタッチしましょうね!
まさか、本当にQちゃんがゴールで迎えてくれるわけではない。
「私は、いつでもあなたのゴールで待っていますよ」
という気持ちを、この写真が表している。
やはり、歩かずにゴールすることこそ「完走」の名にふさわしい。
マラソンは歩かずにゴールすると 6時間は切れる。
素人のマラソン・ランナーが完走の次にめざす「記録」は「5時間切り」「サブ4」「サブ3」とつづいていく。
「7時間制限」東京マラソンを前にして、鬼気迫る目標はゼロ。
緊迫感ゼロ。どきどき感ゼロ。
レース直前というのに
「たくさんの人に応援してもらえて嬉しいなぁ」
「いい思い出になるだろうな~」
という呑気な気分に支配されている。
この次には、再びレース前の緊迫感を味わいたい、視線は東京の次にあった。
ここまでのベストタイムが5時間40分の自分にとって、次なる目標は「5時間切り」
ただし、6時間制限のレースで「5時間切り」を狙うことには逃げ道がある。
「ネットで5時間は切っていた」
「気温が20度を超えなければ、切れていた」
レースが完走扱いになってさえいれば、なんとでも言い訳が効く。
だが、制限時間に間に合わず「DNF」となれば一刀両断。
どんな言い訳も通用しない、それは「失敗レース」なのだ。
退路を断ち「5時間切り」に挑むためには、出場するレースは「5時間制限」でなければならない。
だが、関東の春マラソンには5時間制限のレースがない。
そこで、関東近隣の春マラソンまで対象を広げると、2つの候補が浮かび上がる。
4月第3週の「長野マラソン」、4月第4週の「掛川・新茶マラソン」
(掛川は2010年の第5回大会より6時間制限になっている)
長野マラソンは北海道、荒川、東京、那覇と共に人気の5大マラソン。
叶うことならば、一度は走りたい。
東京マラソンを走った翌朝。フジテレビの平井理央が、4ヶ月半の準備で東京マラソンを4:57で走ったことを知った。
荒川市民、湘南国際、かすみがうら、東京と続いてきた「関東春」限定のマラソン人生。湘南国際は「関東秋」に移動したので、関東春は現在3つ。
関東2巡めに入る前に、こう決めた。
ど素人!マラソン人生の最高峰は5時間制限レース
素人には簡単ではない高いハードル
それを、人気の「長野マラソン」で成し遂げよう。
いつも、走るのはレース3ヶ月前から。
さすがに、今回はそうもいかないので練習開始は 12月19日と決めた。
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