東京マラソン 尊敬すべき決断
東京マラソン翌日
人と会う度に「昨日走ったの?」と聞かれる。
いえ、走ってないですと答えると
「あ、そうか。外れたんだな」
という人もいる。
外は雨だったせいか、皆さんお家にこもってテレビを見ていたようだ。
沿道の応援は116万人と発表されていたが、これは過去最少。
2007 138万人
2008 166万人
2009 136万人
2010 116万人
過去4大会のうち、終日晴れたのは第二回のみ。
沿道の人出を見ると、今大会が最も悪天候だったことがうかがえる。
そういえば、サトウさん。
結果はどうだっただろうか。
すると、朝早くサトウさんからメールが届いた。
こちらとしては、VESPA Proが少しは効きましたか?ということを聞きたい。
「足が痛くなり、25kmで棄権してしまいました」
それは意外な言葉だった。
10kmあたりから足が痛くなり、なんとか銀座は持ちこたえたものの、雷門にはたどり着けなかったという。
彼にとって、これほど無念な結果はないだろう。
せっかく当たった東京マラソン。
今年ダメだったから、来年こそ雪辱。
そう思っても、10倍近い競争率の抽選が目の前に立ちはだかる。
せっかく出場したマラソン。
後々、長く後悔するのではないか?
周囲の応援してくれた人に合わせる顔がない・・
ついつい、完走にこだわりたくなるもの。
そこで、無理に完走を目指すよりも、棄権を決断するのははるかに難しい選択だ。
その決断を尊敬します。
そう返信すると、とても、喜んでくださった。
「関東」「春」という条件で走れるマラソンは、かすみがうら、荒川、東京の3つ。
そこで今年は足を伸ばし、長野へ遠征する。
来春、さらに遠方へ足を伸ばすか。
それとも、日帰りできる関東マラソンの2巡めに入るか。
雨が多い時期、肌寒い2月の開催。
芸能人と局アナのバラエティ番組のような東京マラソン。
一度走ってしまうと、二度目に何をそこに求めればよいのか。
それを見つけるのが、とても難しい。
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