デコ ブラジルへ移籍

3月5日
チェルシーはボジングワが手術を受けるため、今シーズン、そしてW杯の出場が難しくなったと発表。
もしも彼を欠くことになれば、ポルトガルにとっては痛手である。
なんとか、6月に間に合ってほしい。

3月7日
FAカップ
ストーク・シティ　○2-0
デコは久しぶりにベンチ入り。出場はしなかった。

試合前、チェルシーTVにデコのコメントが登場。
デコが復帰への準備を整えたと伝えている。
デコは膝の故障、またブラジルにおいて個人的な問題を抱えているが、ここチェルシーにおいての問題はなくハッピーであるという主旨を述べている。

「ブラジルにおける問題」
それが何かは伝わってこないが、この時デコの脳裏で固まっていた決断と、それは無縁ではないのだろう。

3月13日
プレミアリーグ29節　home　ウェストハム　○4-1
デコはベンチ入りしたが出場しなかった。

3月14日
デコがブラジルのテレビ番組で語ったことを、ザ・ゴールが伝えている。
「キャリアの最後はブラジルに戻りたい。コリンチャンスに移籍したい。それ以外のクラブからもオファーがあれば検討する」
「コリンチャンスでプレーするという夢は、僕がキャリアを終える前の最後の希望」

先日の「ポルトガル代表引退」発表に次いでのビッグニュース。
目を疑った。
なぜならば、デコはこれまでキャリアの最後はポルトガル・リーグに恩返しをしたいと言っていたからだ。
日本に来た時には、日本のサッカー雑誌のインタビューで「キャリアの最後は半年くらいJリーグでプレーするのも悪くない」と言っていた。

ここにきて、デコは現役を終えるレールを敷き始めた。
それほどまでに体調がすぐれないのか。
あるいは、ブラジルで抱えている私的な問題のためか。
その問題が解決すれば、再び欧州へ戻ることもあるのか。

すべては、未来から流れてくるボールの中。
早急にブラジルの研究を始めなければならない。

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