初めて作った、5時間を切る練習メニュー
長野マラソンのレース3ヶ月前
減量にはいる。
目標は原状から5kgマイナス
マラソンは体重が軽いほど、速く走ることができる。
福岡大学教授 田中宏暁の著書「賢く走るフルマラソン」の試算によれば、自分の場合5kg減らすとタイムが30分改善される。
この本はレースシーズンに入ると必ず一度読み返すのだが、毎回新しい発見がある。
そのテーマについて経験を積むことで、読む側の理解力が進む。
それによって、前回読んだ時にはアンテナに引っかからなかったポイントが浮かび上がってくる。
この本を読むメリットは、ある一定の努力に対して最高のレース結果が得られること。
誤った方向への努力を回避できる。
データに裏打ちされた解説が、迷信のように語られている誤った常識を覆していて、読者は正しい認識を持つことができる。
「二日つづけて休まない」を合い言葉に、平日のステップ運動を始める。
去年までは脚力を落とさないための代替運動という位置づけだったが、今年は「肩胛骨・新フォーム」固めに欠かせないトレーニングとなった。
人の目がある屋外では、なかなか腕を大きく振るウォーキングはできない。
それならば腕を振って走ればいいのだが、走ることは負荷が高いため、ついつい腕振りが疎かになる。
去年は本を読んだり、映画を見たりしながら足だけのステップ運動をしていたが、今年はe3グリップを握り、しっかりと肩胛骨を回すフォームで取り組んだ。
これが、フォーム固めに大きく寄与。
3ヶ月後のレース前には、しっかり新フォームが身についていた。
レースまで12週
金哲彦の「マラソン練習法がわかる本」に感化されて、初めて練習メニューを作る。
この本はサブ3,サブ4,完走という3レベルの練習メニューが書かれている。
今シーズン新たに読んだマラソン書籍の中では、もっともわかりやすかった。
ご多分に漏れずこの本にも"サブ5"の取り扱いはないので、サブ4メニューをアレンジ。ウィークデーはすべてステップ運動とした。
今回、5時間切りが達成できれば、このメニューが今後の基準となる。
基準ができれば、そこから先は安心感を持って取り組める。
これまで、走ることが好きになれなかったのは、こうした"練習対効果"の案配がわからなかったことも一因だろう。
昨年までは「今シーズンは***キロ走った」という以外に、なにも評価のポイントがなかった。
今回こうしてメニューを元に練習したことで、ジョグ、LSD、ウィンドスプリント、高低差ラン、RP走 といったタイプの違う練習のそれぞれの違いと、その意味が初めて理解できた。
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